2015年4月17日 (金)

ダウ船に思いを馳せて(モザンビーク)

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先日、「知られざる南部アフリカ5ヵ国周遊 14日間」より帰国しました。南部アフリカの国々、と言うと南アフリカや世界三大瀑布のひとつ、ビクトリアの滝、もしくはナミブ砂漠のあるナミビアなどが真っ先に思い浮かぶであろうことはだいたい予想がつきますが、今回はそんな王道の南部アフリカではなく裏南部!?まだまだ日本では馴染のない知られざる南部アフリカの国々を周遊してきました。国土の約4分の1をマラウィ湖が占めるマラウィは他のアフリカ諸国と比べ天然資源などがなかった事もあり外から侵略されることもありませんでした。その為か最貧国の一つと言われながらもアフリカ1治安の良い国、マラウィ。アパルトヘイト時代、厳しい規制が押しつけられていた隣国南アフリカの人々が息抜き出来る保養地であり、異人種恋愛の逃避場所であったスワジランド。山に囲まれ国土全域が標高1400mを超える天空の国レソト。初めて聞いた国名もあるかもしれませんが、普段耳にしない小さな国々でも歩んできた歴史が異なればそれぞれ特徴もありその中身も魅力いっぱいなのです。その中でも印象深かったのがモザンビーク島でした。
 
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 1991年に世界遺産にも登録されたモザンビーク島は本土から約3.5キロ沖合いに浮かぶ島。ヴァスコ・ダ・ガマが来る前、つまりヨーロッパ人が来るよりももっと昔からインド洋に半年ごとに吹く季節風を利用しダウ船という木造帆船は大海原を自在に往来。アラビア、ペルシャ、インドと東アフリカ海岸の交易が行われていました。その後、ポルトガルの支配下に置かれた島には重要な交易拠点を守る為に造られた堅固な要塞や立派な聖堂などの建物が次々と建てられ、奴隷貿易やオランダの侵略、衰退、独立。長い歴史の紆余曲折を経て今に至ります。インド洋交易により繁栄を極めた時代を物語る建物は漆喰も剥がれ落ち、廃墟となってしまっているものもありますが、アフリカ的、アラブ的、インド的要素が混ざり合わさった独特の雰囲気、これがモザンビーク島一番の魅力ではないでしょうか。
 風に身を任せるようにゆっくり進むダウ船をぼーっと眺めているとふと、象牙などを積んで風を待つ人達、また香辛料や綿布を持って風に乗ってやってくる人達。賑やかな港の情景が目に浮かんでくるようでした。(岩間)

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