2015年4月10日 (金)

茶馬古道の宿場町をゆく(ユーラシア旅行社で行く中国ツアー)

ユーラシア旅行社の中国ツアー、茶馬古道の宿場町・沙渓にて

先日、ユーラシア旅行社の「千年の交易路、雲南・茶馬古道をゆく 8日間」より帰国しました。
茶馬古道という言葉を耳にしたことがありますか?これは、西南シルクロードといわれ、雲南省南部のシーサンパンナからチベットのラサまでの道のり。雲南からチベットへは特産のお茶を、チベットから雲南へは働き手として優秀な馬を運び、盛んに交易したことからこの名がついたそうです。険しい山、深い渓谷を超えながらの道のりは、1年以上かかることもあったとか。今回の旅では、この交易路にあった宿場町を訪ね、いにしえの風景を辿りました。

大理や麗江など徐々に観光地化されてゆく町が増える中、昔ながらの面影を今に残しているのが“沙渓”です。町の中心・寺登街の広場はかつて、市が開かれたところ。キャラバン隊が運んできた雲南の塩や、チベットの薬剤、毛皮なども盛んに取引されたといいます。この広場には、この地の少数民族・ペー族の特徴的な反り屋根を持った舞台建築があり、キャラバン隊の人々も夜にはここで歌や踊りを楽しんだとか。商売繁盛と旅の安全を祈願する寺もあり、まさに宿場町の中心だった様子が目に浮かぶようでした。また、町を散策し、一歩、路地裏に入ると、土壁や木造の古い建築物か建ち並ぶ細い道が続きます。今ではひっそり静まり返っているのですが、ぶらぶらしていると、荷物を運ぶ馬の足音や行き交う人々の会話が聞こえてくるようにも感じました。

ユーラシア旅行社の中国ツアー、茶馬古道の宿場町・諾鄧村にて

雲龍の郊外に位置する諾鄧村は、さらに手の入っていないひっそりとした村でした。山の斜面に沿って建てられた村は、約一千年の歴史を持ち、交易品のひとつだった塩を作っていた場所が今も残っています。今では電気が通い、家にはテレビもあったりと、その生活は徐々に変わりつつあるようですが、馬が今も運搬手段のひとつとして行き来している様子はそのままでした。

宿場町を辿りながら思い起こしたのは、チベットを訪れると口にする機会があるバター茶。この茶葉をもたらしたのは雲南の人々だったわけです。茶馬古道が発展しなければ、チベットの人々がお茶を飲む習慣を持つこともなかったわけです。“もうひとつのシルクロード”を辿り、宿場町を歩きながら、雲南とチベットのつながりの必然性を感じたのでした。(江間)

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