奇跡のマント?メキシコ、グアダルーペ寺院
先日、ユーラシア旅行社でいく、「メキシコ・キューバ世界遺産とカリブの休日 11日間」から帰国しました。
メキシコと聞いて、真っ先に思い浮かぶのはどのようなイメージでしょうか。
やはり巨大なピラミッドがそびえ立つ、メソアメリカ文明を代表するテオティワカンや、つばの広いソンブレロという帽子をかぶった陽気な人々等を思い浮かべる方が多いかと思います。
しかし、キリスト教においても重要な場所があることを忘れてはいけません。バチカンが認定した三大遺跡、フランスのルルド、ポルトガルのファーティマ、そして最後の一つがここメキシコのグアダルーペ寺院。今回訪れた寺院では奇跡のマントに包まれた、聖母の実物を間近見る事が出来ました。その奇跡のマントにはあるエピソードがあるのです。
1531年、メキシコシティ北部で先住民フアン・ディエゴの前に聖母が現れ、礼拝堂を立てるようお願いをしました。ディエゴは司祭にその出来事について一生懸命説明するが、一向に司祭は信じようとしません。そして再び聖母は彼の前に現れ、バラをマントで包み、司祭に見せるようにと言いつけます。ディエゴが司祭の前でマントを開くと、その中に聖母子像が現れました…。このグアダルーペの奇跡は後に言い伝えられることになり、奇跡の場所として、寺院が建てられることになりました。
地盤沈下により少し傾いている聖堂に目を奪われていると、私たちのすぐそばに跪く人が。膝行参拝というこの方法は自らの敬虔さ、願いの強さを示し、膝の痛みに耐えながら、堂内の祭壇まで、膝行するのです。中にはメキシコシティから、この旧聖堂を目指して、膝行参拝をした方もいたそうです。
隣の新聖堂内ではミサが行われており、非常に厳粛な雰囲気。主祭壇へ向かい、見上げるように聖母マリアを目の当たりに。ただただ見つめている方、美しく写真におさめようと試行錯誤されている方、お祈りをされている方、皆様それぞれ何か感じるものがあったのではないでしょうか。(荒川)
ユーラシア旅行社で行く、メキシコツアーの魅力
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