2015年4月 8日 (水)

東大寺「お水取り」、燃え上がる松明に大歓声! (ユーラシア旅行社で行く、日本ツアー)

東大寺二月堂

先日、ユーラシア旅行社の奈良・東大寺お水取りツアーに行ってきました。春の到来を告げる「お水取り」は、3月1日から14日間行われます。お水取りでは、東大寺の二月堂の欄干で、火を灯した松明が振り回されます。その松明の長さはなんと7mにも及びます。二月堂が夜闇に包まれる7時に松明が登場します。二月堂の左側には階段状の廊下があり、松明を担いだ男性が駆け上がります。その様子にまずびっくりします。長さ7mにも及ぶ、煌々と燃え上がる大松明が廊下の屋根を燃やしてしまわないのか、はた目に心配になりますが廊下は燃えません。事前に相当の水がかけられているそうです。そして、松明が欄干に到達すると、欄干の左側でまず松明が夜空の中で生きているように振り回されます。ニョキっと、上に差し上げられたかと思うと、グルグルっと回され、火の粉が舞い落ちます。そして、松明はいきなり欄干の右側へ移動。また、ニョキっと夜空に突き上げられ、グルグルと回されると、火の粉は一度、舞い上がり、そして舞い落ちていきました。火の粉が舞いあがる度に、お堂の下で見学するか人々から「ワァー!」と歓声が上がります。ツアーで見学した日は月夜でした。夜闇に浮かぶお堂と真っ赤な火の粉、そして月。まさに幻想の世界が繰り広げられていました。

Img_2126

さて、「お水取り」は正式には「修二会」という国家の安泰と人々の幸福と祈る仏教の行事で、752年から今年でなんと1264回を数えます。「お水取り」といえば、松明を思い浮かべますが、これは何のために灯しているのでしょうか。「修二会」では、3月1日から14日まで毎晩、二月堂で選ばれた僧侶による修業が行われます。松明は二月堂へ向かう僧侶の道明かりとして灯されたものです。それでは、なぜこの行事を「お水取り」と呼ぶのでしょう。「お水取り」は、「修二会」で行われる一連の儀式の一つです。厳密には二月堂本尊に捧げるために3月2日に若狭小浜市より「お水送り」の儀式で送られたお水を、3月12日に二月堂の下にある井戸より汲み上げることを「お水取り」と言います。そこから、「修二会」の通称が「お水取り」になりました。
お水取り見学の際にはいくつか注意点があります。二月堂の前には傾斜のある雛壇状の広場があります。お堂の真下にあるので、ここでお水取りを見学すれば、炎を間近に迫力ある様子が体感できます。ただし、あまり近くにいくと火の粉が降りかかることもあります。またお堂の全体が見渡せません。あまり離れたところで見学すると、まったく火の粉が降ってこないので、これもなんだか寂しいものです。私のお勧めは二月堂全体が見上げられる、少し下ったあたりです。炎もほどほど近く、また火の粉も被るほどは降ってきません。ただし、3月上旬の比較的空いている時でも、午後6時前には場所取りを始めていました。やはり場所取りに忍耐が必要ですが、きっと大迫力の「お水取り」が体験できることでしょう。(斎藤さ)

|

日本情報」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。