2015年4月 1日 (水)

ベトナム最北の秘境、ハジャン省とは

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先日、「少数民族の里、ベトナム最北の秘境ハジャンへ」の添乗より帰国致しました。ベトナムと言えば、フォーや生春巻きなどの美味しいベトナム料理、フレンチコロニアルの街並みと古き良き古都の調和、そして風光明媚な自然やビーチなど、日本国内での知名度も年々増している気がします。しかし、そんなベトナムを訪れる際に「北部の山岳地帯まで足を延ばそう!」という方は、まだ中々いらっしゃらないのではないでしょうか。
 北部の山岳地帯の何よりの魅力、それは昔からの慣習に則った素朴な生活と、独自のアイデンティティを守る少数民族との出会いです。首都ハノイから、昨年開通したばかりの高速道路を走ること4時間でベトナム北部、中国国境に接する町ラオカイに到着。通常はここから車で1~2時間のサパやバックハーといった村を数か所周り、市場や民家を訪問することが多いのですが、今回はさらに北へ。ツアーのタイトル通り、「最北」に位置するハジャン省を目指しました。
 上述のラオカイ近辺以上に数多の少数民族が暮らし、各種族により異なる独自の生活が守られているハジャン省ですが、観光客の受け入れを始めたのはつい10年ほど前のことで、今でも観光客が立ち入るには、入境許可証を取得が必要。舗装されていない道路も多く、決して快適な道とは言えません。険しい山道をゆっくり進むため、20kmほどの目的地へ1時間近くかかったりすることも!しかしその分、見渡す限りの棚田や50億年前の地層、深い渓谷といった絶景の数々や、時には農作業に勤しんだり、家路に着く民族衣装の人々など、飽きることのない車窓の風景をゆったり楽しみながら移動することが出来るのも醍醐味と言えるでしょう。

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 そして今回の旅のメインでもあり、最も印象的だったのが、各村単位で週に1~2度、曜日を決めて行われる「定期市」。その村だけで開かれている毎日の市場とは異なり、近隣の小村に住む人々が何時間もかけて険しい道を歩き、この日の為に集まってきます。カラフルな民族衣装に身を包んだ少数民族たちが広場を埋め尽くす様はまさに圧巻。各々持ち寄った野菜や自家製焼酎、家畜などを売り買いし、活気に満ちています。また、普段出会うことの少ない各少数民族間の交流や、交際相手探しといった意味合いもあり、民家で出会うよりも一層着飾った人々に出会えます。そして必ず併設されている食堂街では、普段食べることのできない料理をおいしそうに食べる家族や、買い物に出ている奥さんを待つお父さんたちが羽目を外して酔っぱらっていたりと・・・とにかく大賑わい。物の売買も勿論ですが、少数民族たちの社交場としての役割が大きいのだなと感じました。
 定期市は長年にわたり築かれ、守られてきた大切な暮らしの一部。押し寄せる近代化の波に、少なからず少数民族たちも影響を受けていると聞きますが、活気溢れる彼らの姿を実際に見ていると、まだまだ大丈夫な気がします。しかしこのような風景、文化の存続には、訪れる私たち観光客の振る舞いも大切です。彼らのありのままの生活を覗かせてもらうという、少しばかりの謙虚な気持ちを持つこと。それこそがハジャンの旅をのんびりと楽しむコツです。(冨永)

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※ハジャン省を訪れるツアーは5月中旬発表予定です

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