「世界第二位の透明度 イシククル湖のクルーズへ」
4月8日出発「中央アジア大周遊17日間」のツアーより帰国致しました。当ツアーは17日間で4カ国を効率よく周遊し、国から国へ渡る国境越えはツアーの醍醐味とも言えます。
さて今回は、当ツアーで最初に訪れる国、キルギスが誇るイシククル湖についてご紹介します。
ツアーは3日目を迎えました。集合時間は午前8時40分、まだ陽がキルギスの空気を暖める前です。冷たい空気が、呼吸をする度に喉を通っていくのが感じられます。
「サラマトスズブ!」
ドライバーさんと、ガイドさんから元気に朝の挨拶を頂き、いよいよイシククル湖に向けて出発です。車窓からは、白い雪をかぶった美しい天山山脈が厳格な姿でそびえ立っているのが確認できました。ガイドさんによると、天山山脈にかかる雪は、私たちがキルギスに到着する前日に降ったそうで、それはまるで私たちを歓迎してくれているかのように思えてなりませんでした。
バスを走らせて約20分で、イシククル湖の船着場に到着です。以前は漁船だったという船に、船長さんの手を借りて一人ひとり乗り込んで行きます。いざ、船が動き出すと、想像を少し上回る冷たさの風が私たちの頬を打ち付けます。帽子は気をつけないと飛ばされてしまうかもしれません。ガイドさんの呼びかけで水面を覗き込むと、私たちの乗る船が目を見張るほどの透き通った水を切って進んでいくのが分かりました。ここでガイドさんの説明が始まります。「イシククル湖は世界で二番目の透明度を持つ美しい湖として有名です。また、あまり知られてはいませんが、水深は668mで、これも世界で二番目です。なかなか世界で一番目になれないイシククル湖なのです。」船上ではクスクスと笑い声が聞こえます。
約30分すると、船は引き返してもとの船つき場へ向かいます。全体の所要時間は1時間程でした。終始、イシククル湖と天山山脈の壮大な風景が目前に広がっていました。いつまでも見ていたいなと、後ろ髪を引かれながら船を降り、次の観光地へと出発しました。(堤)
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