人生最大の徳を積む、得度式(ミャンマー)
先日、ユーラシア旅行社の「ミャンマー大周遊 11日間」のツアーから帰国致しました。ヤンゴンから、インレー湖、マンダレー、バガン、チャイティーヨなど主要都市を余すことなく巡る充実の11日間。毎日お天気にも恵まれ、一足先に夏を感じて参りました。
ミャンマーは数千以上の大小さまざまなパゴダ(仏塔)や寺院がある、仏教大国です。また、国民の9割が仏教徒で信仰心が大変強く、来世で幸せに生まれ変われるように現世で徳を積むことを一番に生活しています。例えば、お坊さんに食事を分ける托鉢、パゴダへのお参り、寄付をするなど。その中でも最大の徳を積むことができると言われているのが、得度式を行うことです。
得度式とは、男の子の出家のお祝いをする式のことで化粧を施し、華やかな衣装を身にまとい馬に乗り町を歩きます。家族も沢山の料理を用意し近所の人に振舞うのです。3月後半から、ミャンマーでは本格的な夏が始まり、ちょうど私たちが訪れたときは学校が長期の休みになる時期でした。その為、様々な場所で得度式を見ることができました。音楽を流しながらにぎやかな列が歩いてくると得度式だとすぐに分かります。大抵、8歳~15歳ぐらいの男の子が1週間から1ヶ月間出家します。その間は、食事の制限や娯楽の制限など厳しい戒律を守りながら仏教に関しての勉強をし、家族とも会わず僧院で修行を積むのです。晴れ着を着て化粧をしたかわいらしい男の子でも、厳しい修行に向かう面持ちは大人顔負けの凛々しい表情でした。
得度式を始め、損得を考えずよい行いをし、徳を積む事で来世を願うミャンマーの人達の純粋さに触れ、あたたかい気持ちになったツアーでした。(杉林)
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