2015年6月 4日 (木)

溯ったり下ったり、時には橋をくぐって、迫力満点!楽しさ満載! ライン・ローヌ川のリバークルーズ(オランダ・ドイツ・フランス)

ライン河とローヌ川のリバークルーズの旅から帰国しました。
今回の旅でご案内してきたルートは、北海のアムステルダムからドイツを通ってフランスのストラスブールまでライン河を溯り、さらに船を乗り換えソーヌ川、ローヌ川を下り地中海へ抜ける日程でした。
今回のリバークルーズで最も印象的だったのは、ライン河の水運の多さに加え、周辺の自然が豊かなこと。
また、もうひとつはローヌ川で越えた幾つもの橋と水門でした。
船上から眺めるライン河の両岸は、5月ならではの鮮やかな新緑が眩しく、のどかな牧草地や美しい田園風景が続いています。
驚いたことに、河沿いに点在する町から外れると、人工的なコンクリートの護岸が全く無いのです。
ドイツ最大の工業地帯を航行している時でさえ、工場よりも緑の割合が多いくらい。
古代から中世を経て現代に至るまでライン河を中心に人々が往来し、町を建設して発展し、今もタンカーなどの大型船がひっきりなしに行き交っているにも関わらず、もはや日本では見られなくなってしまった、手付かずの川と豊かな自然や田園風景が残っているのには驚きました。
本来の自然が「残っている」のではなく、弛まぬ努力で「残している」のかも知れません。
アルプス山系のローヌ氷河から流れ出る全長812kmのローヌ川では、クルーズ船はいくつもの水門や越え、数え切れないほどの橋をくぐり、進んでゆきます。
特に町中など橋げたが低いところでは、橋との距離はまさに数センチしかありません。
サンデッキにボーっと突っ立っていると本当に橋に頭をぶつけてしまうぐらいのギリギリの間隔しかありません。橋に近づくと、「頭を下げろー!ぶつかるぞー!」という水夫の怒号が飛び交います。

今にもぶつかりそうなスレスレの間隔で通過!!

橋を通る度に、サンデッキのテラス屋根と操舵室を上下して橋にぶつからぬよう、巧みに橋をくぐってゆく様はスリル満点。
テラスで日向ぼっこをしている欧米人は歓声をあげて子供のように大はしゃぎ。
ヨーロッパのリバークルーズ船が潰れたようにペチャンコの船体をしているのは、まさにこの為でした。
また、ローヌ川は、かつて急流であった為に水門が至るところに設けられています。
クルーズ船はいくつもの水門を越え、高低差を克服して航行できるようになっています。
平均すると10m前後の水門が多いのですが、時には20m以上も高低差がある水門もあり、水門で知られるパナマ運河に負けない迫力があります。

船体ギリギリに迫る垂直にそそり立った不気味な壁面。
水門が開いた時に滝のように滴り落ちる水。
恐ろしいほどの水圧を堰き止める巨大な水門はまるでダムのよう。

不気味に聳え立つ巨大な水門

大きな客船をそのまま上下させる、この巨大な人口装置を人間が作りだしたかと思うと、人間の叡智を感じ、何だかゾクゾクしてきます。
船が水門に入り、船体がエレベーターのように上下する度に、乗客はサンデッキにでてその迫力を愉しんでいました。
船内での食事や寄港地での観光などクルーズ船本来の愉しみに加え、水門や橋の何気ない通過も迫力満点。

リバークルーズならではの一押し観光ポイントです。
(上田)

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