3年に1度の祭典!ベルギー・イーペルの猫祭りに行ってきました!!
先日、ユーラシア旅行社企画の「イーペルの猫祭り・聖血の行列祭 ベネルクス物語 15日間」の添乗より帰国致しました。
当ツアーはオランダ、ベルギーの主要な都市だけでなく、ルクセンブルクやベルギーのアルデンヌ地方やオランダ北部など小さいベネルクス3国を丁寧に回るツアーです。
このツアー最大のハイライトはベルギーのイーペルで行われる「猫祭り」!中世に毛織物産業で発達したイーペルでは、倉庫に保管された毛織物をネズミの被害から守るために多くの猫が飼われていたことがお祭の由来。
今年で44回目を迎えた猫祭りですが、毎回イーペルに住む人たち皆がお祭りに参加し、お祭りの日が来るのがとても楽しみだそう。
なぜなら、猫祭りは3年に一度しか開催されない特別なお祭り!だからこそ、イーペルの人々のお祭りにかける情熱は熱いものがありました。
お祭りは前夜祭も含めて2日間行われます。前夜祭は小さなイーペルの街の至る所で開催されている催し物を見物したり、R&Bシンガーによるミニライブ、30分間も打ち上げが続く花火などをじっくり堪能し、イーペルに住む人々の意気込みを感じました。
そして、本番当日。猫のぬいぐるみや猫のチョコレートなど猫グッズが販売されるお土産屋もたくさん出店していることに加え、お祭りを見に来た人たちも猫の格好いるので街はどこを見ても猫・猫・猫の猫だらけ!
まずは、猫祭り本番の前にはお祭りのスポンサー会社の宣伝パレードが行われますが、パレードしている皆が猫の格好をして飴やチョコレートを客席に投げたり、猫たちも客席にあがってきて観客にいたずらをしたりと本番前なのに客席は大盛り上がり!
本番ではどんなパレードが行われるのだろうとワクワクさせてくれます。
そして宣伝パレードが終わると、次はいよいよ猫祭り本番のパレードが始まります!
大きな山車に本格的な衣装やセット、約15000もの猫役の人たちの顔や動きはまるでミュージカル「CATS」街全体で行われているようです。
パレードは中世の時代のイーペルの歴史、世界各地にまつわる猫の物語を山車とそれに乗る猫たちが軽快な音楽に乗って表現しており、2時間のパレードがあっという間に過ぎるほど、楽しい気分になりました。
楽しいパレードの後には、かつて魔女狩りが行われていた時に関わりがあった猫を生きたまま鐘楼から投げることで生贄にしていたことへの戒めとして猫を悼むために猫のぬいぐるみを投げる「猫投げ」や
魔女裁判と魔女の火あぶりがありお祭りは終了。
お祭り後のイーペルの街並みは世界遺産にもなっている鐘楼に夕日が差し、楽しかった余韻が残ります。次回の開催は2018年!きっと3年後も多くの猫が楽しませてくれるはずです!
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