英国の美しい緑は誰のおかげ?
この度、ユーラシア旅行社の英国物語より帰国しました。
英国というと、雨が降って、寒い、、、と何となく暗いイメージがありますが、今回のツアーでは、お天気の良い日が多く、美しい緑と色とりどりの花が私達の目を楽しませてくれした。
もちろん、雨の多い英国ですがら、15日間の長いツアー中には雨に降られる事もありましたが、優しい霧雨の向こうに見える緑の芝生がより一層輝いて見えました。
また、雨の中でも変わらず草を食む愛らしい羊の親子や、傘もささずに歩いている英国人を見ていると、自分はどうして晴天ばかりを願っていたのかなぁ?と思ってしまいました。
ツアーでスコットランド、湖水地方、コッツウォルズに連泊して南のロンドンまで巡り、驚いたのは緑の多さです。
ロンドンやグラスゴー、リヴァプールなどの都市も訪問しましたが、町に入るギリギリまでずーっと牧草地や自然なままの土地が広がっているのです。
町の中にもいたる所に公園があり、また個人の家でも庭があって、特に通りに面した庭は綺麗に手入れされています。
中には自慢の庭を周辺の人々に開放している人もいて、その手の専門雑誌に載る事が夢だ!なんていう人も少なくありません。
庭の手入れに関するテレビ番組も、日本だったら情報番組やクイズ番組などをやっているようなゴールデンタイムに放送され、それを家族みんなで見ながら「うちの庭はあーしよう、こーしよう」と話しているのだとか。
英国人は昔から自然を大切にして、手入れをして管理してきました。
最近でこそ、エコの時代、エコツーリズムという言葉を聞くようになりましたが、
実は英国ではもう120年も前からナショナル・トラストという団体が活動しているのです。
よく見てみれば、英国のあらゆるところに見られるナショナル・トラストのオークの葉のマーク。
あの、ピーターラビットの作者のベアトリクス・ポターも自分の財産や土地の管理をナショナル・トラストにゆだねた人の一人です。
「何て美しい緑!」と思ったらオークの葉のマークを探してみて下さい。
実はあなたも、目の前に広がる美しい自然の維持に知らないうちに貢献しているのかも知れません。(関根)
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