ユーラシア旅行社で行く美しい英国の町々
先日、華麗なる英国紀行10日間の旅より帰国しました。
スコットランドから湖水地方、コッツウォルズ、イングランドと周遊してきましたが、それぞれの地域で異なる魅力に触れることができました。
幸い、雨に降られることはほとんどありませんでしたが、イギリスの気候は本当に変わりやすく、一日のうちに四季を味わうことができるというのは本当だったなあという風に感じました。
6月末、スコットランドでは少し肌寒さを感じることもあるくらいでしたが、イングランドは毎日晴れで、真夏のような暑い日が続きました。
スコットランドのエディンバラでは、ナポレオン戦争終戦200年記念の軍事パレードが行われており、見学する人でいっぱい!
鼓笛隊の作り出す大きな音と、凛々しい軍人さんの行列を少しだけ見学しました。
ところで、イギリスのたてものには、それぞれの都市、地域によって特徴があります。
エディンバラの街に建つ建物は、近くで切り出された灰色の砂岩が使用されており、かつてはこの建物が、暖炉や煙突の煙で真っ黒になっていたと言われています。
現在のエディンバラの街の建物は、灰をきれいに掃除してあるのですが、昔のまま、煙突のある建物がたくさん残っています。
煙突自体、今ではあまり使用することはありませんが、撤去せずに残しておいた方が、建物としての価値はあがるのだそうです。
灰色の街の中に建つ、洗練されたゴシック様式の大聖堂や、教会が、この街の風景ををより魅力的なものにしていました。
さて、雰囲気はまったく変わり、コッツウォルズ地方へ。
この地域の建物も、非常に特徴的なのです。
コッツウォルズの家々は、ウーライトと呼ばれる石で造られます。ウーライト、別名、ハニーストーン。
その呼び名の通り、はちみつ色をした石なのですが、比較的柔らかい石であるため加工がしやすいといわれています。
しかし、建築に使われて外気にさらされている間にだんだん固くなってゆくという、なんとも建築に適した石なのです。
この石を使って建てられた家々の並ぶ町並みは本当に温かみがあって素敵なものです。
さらにこの町並に、小川が流れて、緑がたくさんあって、人々は木陰で休むと。楽園のような場所が、このコッツウォルズにはあるのです。
イングランドで最も美しい村と呼ばれるバイブリー、コッツウォルズのヴェネツィアと呼ばれるボートン・オン・ザ・ウォーター。
全英一古い町並が残っているといわれているカッスル・クーム。どの村にも、それぞれ異なる魅力があって、どれだけ居ても飽きない、むしろずっとここでのんびりしていたい。
そんな風に思ってしまうような、素敵な場所でした。
綺麗な青空の下、産業革命の舞台、ビートルズの生まれた街、リヴァプールも歩きました。
産業革命のさなか、多くの蒸気船がこの街にやってきて、世界中の都市との交易が行われたことを考えると、なんだかわくわくしてきます。
悲劇の豪華客船タイタニック号が誕生したのも実はこの街。私たちが今回泊まったホテル”タイタニック”も、古い造船所を改装して造られたものでした。
青い空、そびえたつ大聖堂。イングランド国教会のアングリカン大聖堂を訪れました。
非常に大きなゴシック様式この大聖堂、実はあの有名な英国の赤い電話ボックスの設計者が設計しているのです。なんだか不思議な組み合わせですね。
エディンバラは灰色の、古い味のある街並みをしていましたが、リヴァプールの街は、とにかく赤レンガ。
街を流れるマージ―川、たくさんの造船所の建物が。日本でいう赤レンガ倉庫といった雰囲気です。
ちなみにこの銅像はエルヴィス・プレスリーではなく、ビリー・フューリーです。
リヴァプールにはエルヴィス・プレスリーのポーズをした様々な歌手の銅像が設置されていて、探して歩くのもとても楽しそうですね。
そんなこんなで、イギリスの魅力を十二分に味わったツアーとなったのでした。(留置)
| 固定リンク
「西欧・南欧情報」カテゴリの記事
- 素朴なシチリアを知る。名画の舞台チェファルーへ(2017.12.22)
- モナ・リザだけじゃない、ヴィンチ村のレオナルドさん(2017.12.20)
- バスクといえば美食だけ?(スペイン)(2017.12.14)
- トリュフ市は大賑わい!美食のピエモンテ州への旅(イタリア/トリノ)(2017.12.12)
- モンタルチーノでつぐみ祭!(イタリア)(2017.12.01)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント