世界三大瀑布ビクトリアの滝(ジンバブエ・ザンビア)
先日、ユーラシア旅行社の「ナミブ砂漠と南部アフリカ5カ国周遊」のツアーから帰国致しました。今回のツアーではナミビア、南アフリカ、ザンビア、ボツワナ、ジンバブエの5カ国を巡りました。南半球にある南部アフリカは季節が日本と逆の冬。寒いイメージのないアフリカも涼しく過ごしやすい季節です。
雨季が終わったところの現在のビクトリアの滝は水量が増え大迫力の時期。ザンビアとジンバブエの国境に位置している、世界三大瀑布の一つです。現地の言葉ではモシ・オア・トゥンヤと呼ばれています。雷鳴轟く水煙という意味です。その名の通り、近くに行くと水が落ちる轟音と水煙の迫力を感じました。全身ビショビショになりながらも、もっと近くで見たいと不思議な引力を感じました。水量の多い時期だからこそ水煙がモクモクと立ち、それが太陽の光に反射して虹ができ、2重に虹がかかる場面に遭遇することも少なくありません。また、満月の夜は月の光で虹がかかる幻想的なルナレインボーも見られました。
ビクトリアの滝は20万年前に台地の隆起により川から滝になりました。長い年月をかけて水が落ちる位置を変える、移動する滝なのです。今なお、新しい滝が出来る亀裂も見られ、これから何千年もかけて新しい滝が出来ることもあるそうです。昔、滝だった場所は、現在、渓谷になりジグザグに大地を分けています。そんな、地球の息吹さえ聞こえてくるようなビクトリアの滝を見て、地球の大きさを再確認してきました。(杉林)
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