ハンザ都市、タリンの中世祭へ
先日、「バルト三国とサンクト・ペテルブルク10日間」のツアーから帰国しました。10日間でリトアニア、ラトビア、エストニア、ロシアと4ヵ国を周る、見所盛りだくさんのツアーです。やはりバルト三国とまとめられてしまうことが多いですが、言語、宗教、民族とそれぞれ国ごとに異なり、それぞれに違った魅力があるのです。今の時期は気候も良く、夜は22:30くらいから暗くなり始めます。夕食を食べ終わった後にも街歩きができてしまうほど。
今回はエストニアの首都タリン旧市街に位置するラエコヤ広場で行われる、タリン中世祭を体験できる日程です。ハンザ都市として繁栄した中世の雰囲気を肌で感じることのできる、タリンでも大きなイベントの一つです。2000年から始まり、今回で16回目。ラエコヤ広場というのは市庁舎広場という意味です。13世紀頃から、市場として機能し、この広場を中心に町が広がっていきました。14世紀半ばにはゴシック様式の市庁舎が建てられ、この広場のシンボルとなっています。広場にはたくさんの露店が立ち並び、スタッフは皆、中世のコスチュームを身に着け、革製品や陶器、食品等様々なものを売っています。愉快に演奏をしている人の姿もあり、広場は本当に賑やか。全て見ようとすると、さほど広くない広場にも関わらず、ついつい足が止まってしまい、1時間あっても足りないかもしれません。
午後13時からは、オープニングセレモニーが始まり、旧市街の東門であるヴィル門から、ラエコヤ広場にかけてパレードが行われました。いろいろな動物をイメージした派手なコスチュームから、中世の騎士、貴族、市民等の衣装を身にまとった人々が、楽しげに列をなして歩いていました。
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