氷河と高山植物を見ながらのスイス絶景ハイキング
先日、ユーラシア旅行社の「ドロミテ山塊とオーバーグルグル10日間」のツアーより帰国しました。
このツアーではイタリアのドロミテ山塊とオーストリアの最深部オーバーグルグル、そしてスイス東端のサンモリッツまで足を伸ばします。各地でハイキングをしながらヨーロッパアルプスの絶景を堪能する10日間。毎日快晴で素晴らしい景色に恵まれましたが、今年から新たに取り入れたサンモリッツのハイキングでも思い出に残る景色が待っていました。
朝食後、ロープウェイを乗りついでコルヴァッチ展望台へ。ベルニナ山群やエンガディンの谷、シルヴァープラーナ湖の眺望を楽しんだ後、中間駅のムルテルよりハイキングに出発です。ゆるやかな登りを45分ほど歩くと、フォルクラスールレイに到着。フォルクラとは峠の意味。ここからは小さな湖越しに氷河をたたえたピッツ・ベルニナ、ピッツ・ロゼックなどの峰が間近に迫ります。
絶景を楽しんだ後、ここからはロゼック谷へ標高差700メートルの下り。通常は山を眺めるために高いところへ登るけれども、ここでは下るほどにベルニナ山群とそこから流れ出すチエルヴァ氷河が迫ってきます。抜けるような青空の下、緑の草の中に高山植物の色とりどりの花が咲き誇ります。黄色の花が多く見受けられる理由は放牧される馬の好みではなく食べ残すからです。
休憩をとりながら更に下ると、氷河湖とそこから流れ出るロゼック川が見えてきます。松の林にはいると昼食場所のホテルロゼックゼック・グレッチャーはすぐ。お洒落なカフェテリアで好きなものを召しあがって頂いた後は、せせらぎを聞きながら渓流沿いを歩きました。
世界遺産ベルニナ急行の踏切では、スイスらしい赤い列車に遭遇。そして終点のポントレジーナへ到着。帰国前日のハイキングも、天候に恵まれて素晴らしい景色を堪能できました。(加藤)
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