2015年8月21日 (金)

ヤスール火山とご対面!復興の進むバヌアツへ!

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先日、「衝撃のヤスール火山と秘境バヌアツ絶景紀行 8日間」より帰国しました。バヌアツは南太平洋に浮かぶ大小83の島々からなる国。3月に襲った大型サイクロンの報道が記憶に新しい方もいらっしゃると思います。海の近くでは半壊した家々や、倒れた木々も目にし、完全な復興には勿論時間がかかります。しかしながら、首都のポートヴィラや最も被害を受けたと言われるタンナ島でも、言われなければサイクロンが来たのもわからないくらい復興が進んでおりました。今回同行してくれたガイドさんの家も屋根が飛び、修理が必要だそうですが、少しでも観光客が来てくれることは、バヌアツの力になるので、これから減ってしまった観光客を徐々に取り戻していかなくては!とおっしゃっていました。
そんなバヌアツの現在の姿を眺めつつ、ツアーの目玉でもあるヤスール火山の観光へ。このヤスール火山は、“地球上で最も火口に近づける活火山”として有名。ここでは、火口の近くから噴火の様子を見ることができ、まさに生きている地球を実感できる場所なのです。
ヤスール火山のあるタンナ島まではポートヴィラから国内線で約50分。タンナ島では、電気や水道もなく、今もなお自給自足に近い素朴な暮らしが営まれています。ロッジからは未舗装のガタガタ道を約2時間半。いよいよヤスール火山が見えてきました。登山口の近くに車を停め、山頂へ。といっても大変な山登りは一切不要、10分程度登るだけで、火口の淵に到着です。既にドーン、ドーンと辺りに響き渡る噴火の音。風向きを見て、火口の淵をぐるりとまわりながら、吹き出すマグマがよく見られるベストポジションでスタンバイ。
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日が暮れると共に、更に活発になるマグマ。底の方でぐつぐつ煮えたぎっているようなマグマが、あるタイミングに達すると、ドーンという音と共に勢いよく吹き上がり、まるで花火のように夜空に散っていきます。風も強くなり、吹き飛ばされそうになるのをこらえながら、次の噴火まで待機。何度か噴火を見ていると、段々と、次の噴火のタイミングもわかってくるので不思議です。最後にドーンと空高く吹き上がる大噴火を見て、後ろ髪を引かれる思いで下山。煙の出具合や天気によっては中々よく見えないこともありますが、今回は運にも恵まれ、力強くも美しいヤスール火山をこの目に焼き付けることができました。(川井)

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