スピッツベルゲン島クルーズで野生のホッキョクグマに出会う!
先日、「北極圏スピッツベルゲン島への船旅」より帰国しました。出発は7月中旬、すでに猛暑厳しかった日本を抜け出し、30℃も気温が低い北への旅です。
スピッツベルゲン島はノルウェーに属していますが、本土よりはるか北、北極圏の入り口北緯66度33分を超えた北緯77度~80度に位置し、周囲の島と共にスヴァールバル諸島を形成しています。島の中心地、ロングイヤービーエンから極地の海を往く探検船に乗って出発です。
今回の旅で一番楽しみにしていたのは、ホッキョクグマとの出会いです。地上最大の肉食動物とされるホッキョクグマが自然に生きる姿はいったいどのようなものなのか、初めての体験を目前にして、会話はついついホッキョクグマのことになりがち。楽しみ半分、出てきてくれるかという不安半分、複雑な気持ちで旅が始まりました。
出港の翌朝、私達の心配をよそに早速ホッキョクグマが登場!このクルーズでは何をしていてもホッキョクグマが優先。実際、朝食中に放送が入ったので、食事もそこそこに皆、甲板へ飛び出します。部屋に戻る時間がもったいないので、カメラや双眼鏡は常に携帯です。初めての出会いとなったこの時は少し距離があり、双眼鏡がなければ表情を捉えにくかったのですが、今後への期待を大いに膨らませてくれる出会いでした。
その日の夕方。船内ではウェルカムパーティー、そして夕食が始まろうとしていた頃、またまた登場!今度は近くへ見に行くことになり、急いで仕度開始。極地に精通した経験豊富なスタッフがテキパキ準備するので、突然のハプニングでも機動力抜群!あっという間に準備完了、ゾディアックと呼ばれる極地用のゴムボートに乗って出発です。
ホッキョクグマは「動くものは何でも食べられる」と思う為、上陸はできませんが、ボートでゆっくり岸に近づき20~30m程の距離で見学できたので、肉眼で十分その表情を捉えられました。出会ったのは親子グマ。母グマが大好物のアザラシを狙って対峙しているところでした。子グマはその後ろで遊んでいます。ヒグマと違って顔が細長いこと、目がクリンとしていて愛嬌を感じられること、足が太いこと、意外と歩く速度が速いこと等々、新しい発見がいっぱいでした。
私達の幸運はその後も続きました。翌朝、別の場所でペアのホッキョクグマに出会い、2時間(!)たっぷり見学。腹ばいで大の字になっている寝姿や足の裏の肉球、そして見つめあう2頭…。何枚写真を撮っても、どれだけその場に居ても、飽きることはありませんでした。
そして旅の後半には、北緯80度を超えたところで“氷の上を歩くホッキョクグマ”にも遭遇!北極圏であるからには、ぜひともこの光景を見たかった!気温4度もなんのその、寒さを吹き飛ばす興奮で甲板が満たされたことは言うまでもありません。アザラシを探していたのでしょうか、しばらくして海へドボンッ。すいすい~っと泳いでいく様に、巨体なわりに泳ぎが得意な一面を見ることができました。
ホッキョクグマは狩りをして食料を得ますが、10回に1回ほどの成功率だそうです。やっとありつけた食料を食べた後は、体力温存の為によく休みます。一方、動物園で暮らす彼らは食べ物の為に動く必要がありません。ですが休憩する習性は残っていますので、動物園に会いに行っても寝転がってじっとしていることが多いのです。野性味あふれる自然の生き様を見ることができた今回の旅は、素晴らしい経験でした。
今回の旅でホッキョクグマにすっかり魅了され、船内で売られていたぬいぐるみを買いたかったのですが重量の都合で泣く泣く断念…。代わりに、船でしか売られていない“ホッキョクグマのUSB”を購入。彼らとの出会いと共に、大切な思い出の一品です。(江間)
ユーラシア旅行社で行く船の旅(クルーズツアー)はこちら
スピッツベルゲン島はノルウェーに属していますが、本土よりはるか北、北極圏の入り口北緯66度33分を超えた北緯77度~80度に位置し、周囲の島と共にスヴァールバル諸島を形成しています。島の中心地、ロングイヤービーエンから極地の海を往く探検船に乗って出発です。
今回の旅で一番楽しみにしていたのは、ホッキョクグマとの出会いです。地上最大の肉食動物とされるホッキョクグマが自然に生きる姿はいったいどのようなものなのか、初めての体験を目前にして、会話はついついホッキョクグマのことになりがち。楽しみ半分、出てきてくれるかという不安半分、複雑な気持ちで旅が始まりました。
出港の翌朝、私達の心配をよそに早速ホッキョクグマが登場!このクルーズでは何をしていてもホッキョクグマが優先。実際、朝食中に放送が入ったので、食事もそこそこに皆、甲板へ飛び出します。部屋に戻る時間がもったいないので、カメラや双眼鏡は常に携帯です。初めての出会いとなったこの時は少し距離があり、双眼鏡がなければ表情を捉えにくかったのですが、今後への期待を大いに膨らませてくれる出会いでした。
その日の夕方。船内ではウェルカムパーティー、そして夕食が始まろうとしていた頃、またまた登場!今度は近くへ見に行くことになり、急いで仕度開始。極地に精通した経験豊富なスタッフがテキパキ準備するので、突然のハプニングでも機動力抜群!あっという間に準備完了、ゾディアックと呼ばれる極地用のゴムボートに乗って出発です。
ホッキョクグマは「動くものは何でも食べられる」と思う為、上陸はできませんが、ボートでゆっくり岸に近づき20~30m程の距離で見学できたので、肉眼で十分その表情を捉えられました。出会ったのは親子グマ。母グマが大好物のアザラシを狙って対峙しているところでした。子グマはその後ろで遊んでいます。ヒグマと違って顔が細長いこと、目がクリンとしていて愛嬌を感じられること、足が太いこと、意外と歩く速度が速いこと等々、新しい発見がいっぱいでした。
私達の幸運はその後も続きました。翌朝、別の場所でペアのホッキョクグマに出会い、2時間(!)たっぷり見学。腹ばいで大の字になっている寝姿や足の裏の肉球、そして見つめあう2頭…。何枚写真を撮っても、どれだけその場に居ても、飽きることはありませんでした。
そして旅の後半には、北緯80度を超えたところで“氷の上を歩くホッキョクグマ”にも遭遇!北極圏であるからには、ぜひともこの光景を見たかった!気温4度もなんのその、寒さを吹き飛ばす興奮で甲板が満たされたことは言うまでもありません。アザラシを探していたのでしょうか、しばらくして海へドボンッ。すいすい~っと泳いでいく様に、巨体なわりに泳ぎが得意な一面を見ることができました。
ホッキョクグマは狩りをして食料を得ますが、10回に1回ほどの成功率だそうです。やっとありつけた食料を食べた後は、体力温存の為によく休みます。一方、動物園で暮らす彼らは食べ物の為に動く必要がありません。ですが休憩する習性は残っていますので、動物園に会いに行っても寝転がってじっとしていることが多いのです。野性味あふれる自然の生き様を見ることができた今回の旅は、素晴らしい経験でした。
今回の旅でホッキョクグマにすっかり魅了され、船内で売られていたぬいぐるみを買いたかったのですが重量の都合で泣く泣く断念…。代わりに、船でしか売られていない“ホッキョクグマのUSB”を購入。彼らとの出会いと共に、大切な思い出の一品です。(江間)
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