2015年9月29日 (火)

氷河・紅葉・山・・・アラスカ鉄道は絶景の連続!(アラスカ)

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 先日、ユーラシア旅行社企画「秋のアラスカ大自然紀行とオーロラ 10日間」の添乗より帰国しました。フェアバンクスではカーテンの様にひらひらと揺れるオーロラを鑑賞、デナリ国立公園ではグリズリーベアや、ムース(ヘラジカ)、カリブー(トナカイ)を見たり、キーナイフィヨルド国立公園の氷河クルーズではシャチに遭遇したりとダイナミックな自然に圧倒されるばかりで、あっという間の10日間でした。
 今回のツアーでは、北米大陸で最北を走るアラスカ鉄道に3回乗車しました。1915年から1923年に掛けて建設された全長756kmのアラスカ鉄道。もともとは貨物物資が中心で、今もなお線路沿いで採れた石炭を終点のスワードの港まで運ぶ為に使用されていますが、それだけではなく地元の人々が交通手段として使うなどアラスカの人々の生活には欠かせません。夏から秋にかけては展望列車もあり、時速20km程でゆっくりと紅葉や氷河などが見られる観光客にも人気の鉄道です。
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 私達はフェアバンクス~デナリ国立公園間、デナリ国立公園~タルキートナ間、そしてアンカレッジ~スワードまでの区間に乗車しました。入線してきた鉄道の写真を撮り終えたら、切符を手にし、いざ列車内へ!先の2区間は展望列車で座席からアラスカならではの低い針葉樹林・ツンドラ地帯が見られます。この時期はヤナギランやブルーベリーなどが紅葉する為、まるで大地が赤く燃えている様に見えます。運が良ければ、産卵の為に川にやってきたキングサーモンや、山岳地帯に生息するドールシープ(オオツノヒツジ)に遭遇できるかもしれません。そして、アンカレッジから終着駅のスワード間は氷河・氷河・氷河の連続です。「さあ、次はトゥエンティ・マイル氷河、そしてトンネルを越えてスペンサー氷河・・・。アラスカ州内には大小合わせて10万以上もの氷河が点在していて・・・。」と車掌さんからのアナウンスが続く中、乗客全員がカメラを構えてスタンバイ。列車はゆっくりと進む上にくねくねと線路もカーブしている為、氷河とアラスカ鉄道のベストショットが撮れました。
 熱狂的な鉄道ファンではなくても、次々と変わる光景に瞬きすらもったいないほど魅了される列車の旅を大満喫出来ました。(竹本)

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