2015年10月 2日 (金)

いつでもどこでも絶景が楽しめる町、グリーンランド・イルリサット

 この度、ユーラシア旅行社の「氷山の町、グリーンランド・イルリサットとアイスランドの大自然12日間」より帰国しました。
 アイスランドと言えば、2010年の火山の噴火が皆様の記憶にも新しいと思います。もくもくと上がる噴煙の映像が世界中のテレビで写しだされ、それが、世界の人がアイスランドに興味を持つきっかけとなったようです。手つかずの自然が美しく、平和で心温かい人々の住む素敵な国だという事も徐々に世界中に知れ渡りました。
 今回のツアーでは、最初にアイスランドをぐるっと一周巡り、最後にグリーンランドのイルリサットに渡りました。

イルリサット

 イルリサットはグリーンランドの西岸中部に位置する、「氷塊」という意味の町です。町のすぐそばには氷河があり、押し出されて来た氷山が大西洋に流れ出る前に、水深の浅いディスコ湾に留まるので、イルリサットの町からはいつでもプカプカと浮かぶ氷山が見えているのです。
 他に類を見ないこのイルリサット氷河は2004年に世界遺産に登録されました。
町の港には沢山の小さな漁船。その周りには氷のかたまりが浮いています。人々は氷をよけながら漁にでるそうです。イルリサットの人々にとっては当たり前の光景、まさに氷山と共に暮らしているんだな~と実感しました。
 イルリサットでの楽しみはハイキングとクルーズです。

セルメルミュート

 ハイキングでは、昔のイヌイットの住居跡が残っているセルメルミュートを訪れました。すっかり秋色に染まった溶岩台地に、所々緑の苔やワタスゲが見えとても綺麗でした。
 木道がしかれた平坦な道をしばらく歩くと、ディスコ湾に浮かぶ氷山が見えてきました。赤い大地の向こうに見える青い海、そしてそこに浮かぶ白い氷山。日本ではありえないこの光景に、感動で言葉もでませんでした。
 ガイドさんが用意してくれたクッキーとジュースで休憩した後は、何度も後ろを振り返りながら町に戻りました。

セルメルミュートから見える氷山

 次の日は氷山クルーズです。港近くには小さい氷だけでしたが、進むにつれて大きな氷河が見えてきました。

氷山クルーズ

 ビルほどの大きな氷山のギリギリや、小さい氷山が集まった所をバキバキと音を立てて進んで行きます。大迫力のクルーズに寒さを忘れて大はしゃぎでした。
 途中、ガイドさんが海に網を入れて2つの氷を拾い上げました。1つはホワイトアイス、もう1つはブラックアイスです。雪が降り積もって何年もかけて作られる氷河の上の方は空気を多く含む白い氷です。一方、凝縮された氷河の芯は空気が入っていない硬い純粋な氷。実際は透明ですが、これが海に浮かんでいる時は黒く見えます。船が気づかずにぶつかると危険なのがこのブラックアイスです。
 ホワイトアイスをかち割ってジュースに入れて乾杯しました。グラスに耳を近づけるとプチプチプチ、、、と小さく聞こえます。何万年もの間氷に閉じ込められていた空気が解放された瞬間です。

夜のイルリサット

 観光が終わると少しさみしい気持ちになりますが、ホテルに戻ったら、夕食のレストランから氷山が見えて得した気分になりました。イルリサットは、24時間、いつでもどこでも絶景に酔いしれる事ができる町なのです。(関根)

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