幸せの国ブータンの深き信仰心を感じる旅
先日、「ヒマラヤの国、ブータンとシッキム王国・ダージリン12日間」のツアーから帰国しました。今回の旅は、インドのダージリン(西ベンガル州)から始まり、シッキム州を経て、ブータンへ向かいました。シッキムは、1975年にインドに併合されるまで、チベット仏教の国であったため、その影響を色濃く残していました。そして、国境を越えブータンに入り、そこでも素朴な祈りの風景に出会いました。
旅のハイライトでもあるタクツァン僧院は、ヒマラヤ地方に仏教を伝えたグル・リンポチェが虎の背中に乗ってこの地に飛んできたことが創建の由来となっている、由緒正しき僧院です。タクツァン=虎の巣の意味の通り、山の斜面に張り付くようにして造られたこの僧院への道のりは、さながらハイキングです。途中の展望台で休憩をとりながら、ゆっくり進みますが、山道を登り、階段を上り苦労してたどり着いた時の達成感は、ひとしおです。私でも、僧院にたどり着くのに一苦労だったのですが、驚くことに、子供連れでもこの僧院を訪問している家族もいて、彼らの厚い信仰心を感じます。
また、今回のツアーでは、ティンプー・ツェチュ祭も見学しました。このお祭では、チベット仏教の儀式や法要に基づいた舞が披露されます。この晴れの日のために、男性の民族衣装を「ゴ」、女性の民族衣装を「キラ」で最高に着飾ります。カラフルな民族衣裳の人々で埋め尽くされた会場で見る、極彩色の仮面で色鮮やかなお祭りは、ブータンの素朴なお国柄をあらわしていました。(坂田)
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