2015年10月28日 (水)

ヨーロッパの秘境?スロヴァキアへの旅

ユーラシア旅行社のスロヴァキアツアー、タトラ山脈のロムニツキー・シュティート

先日、「タトラ山脈の麓、緑の大地スロヴァキア大周遊 10日間」のツアーから帰国しました。よく間違えられますが、“スロヴェニア”ではありません。1992年末までチェコと連邦共和国を形成していた、スロヴァキアです。国名に“スロヴァキア”とついたのは1918年。まだ100年弱の歴史で、それ以前の約1,000年はハンガリー王国の一部だったことはあまり知られていないのではないでしょうか。現在のスロヴァキアは、北海道の5分の3程の面積に約540万人が暮らす中欧の小国ですが、文化や歴史、自然などの見所がたくさんあります。ユネスコ世界遺産に登録されている場所を中心に、バスでぐるっと一周した今回の旅。なんとなく日本に似ているところや、日本との接点をいくつかみつけました。

まずはその国土。カルパチア山脈を背骨とする山がちな地形が広がり、森林も多い国です。今回は、山脈を形成するタトラ山脈の麓に宿泊し、国内第3位の高さの山、ロムニツキー・シュティートを訪問。早朝、麓からは朝日に染まる山頂がはっきり見られましたが、その後山頂に着いたときは残念ながらガスで真っ白・・・。しかし山は忍耐、ジッと待っていると一瞬で晴れて周囲の峰々が目の前に!そして、麓に広がる森林は少しずつ赤や黄に色づき始め、秋の日本を思わせる光景でした。

ユーラシア旅行社のスロヴァキアツアー、ヴルコリニェツの村

次に、タトラの山奥の村、ヴルコリニェツに残る伝統的な木造建築。屋根はこけら葺、外壁はパステルカラーですが、村の佇まいはさながら白川郷といった感じ。世界遺産に登録され、景観が大切に保存されていました。

旅では食も大切です。スロヴァキアは羊の飼育数が多いそうで、ラム肉や羊のミルクのチーズは美味。海がないので魚は主に川魚ですが、臭みはありません。いつもそこに添えられているのはライスです。パラパラしていますが臭いはなく、ソースとあわせて食べるとこれまた美味でした。おかずとしてではありますが、ライスをよく食べる習慣にも驚きです。

日本との接点としてご紹介したいのは、スロヴァキア人のレルヒさん。この方が日本にスキーを本格的に伝えたといわれ、1911年に現在の新潟県上越市で陸軍の軍人を相手に指導したのが最初とされています。時は流れて2014年、ソチオリンピックで銅メダルを獲得したスキー・ジャンプ/ラージヒル団体のメンバー、清水礼留飛(しみずれるひ)選手の名前はこのレルヒさんに由来するのだそうです。さらに、レルヒさんは新潟県のゆるキャラにもなっています。両名の今後の活躍に注目したいと思います。その他の有名人だと、一時期、日本のテレビコマーシャルによく出演されていたテニス選手のマルチナ・ヒンギスさんもスロヴァキア出身。その強さでも名が知れ渡ったのはいうまでもありません。

ヨーロッパとはいえ、まだまだ情報量が少ないスロヴァキア。周辺国と比較して観光客が少なく、あまり知られてないという点では、ヨーロッパの秘境といえるかもしれません。今回の旅でスロヴァキアのことをより知りたくなり、もっと日本との関係を探してみたくなりました。(江間)

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