おとぎ話の舞台?!チェスキークルムロフ(チェコ)
先日、「チェコ世界遺産と珠玉の町々 10日間」のツアーから帰国しました。木々が黄色や赤に染まり、町並みを一層美しく見せてくれる秋。一足お先に紅葉を満喫して参りました。今回のツアーではチェコを10日間で一周、世界遺産の全てを駆け巡りました。中でもチェスキークルムロフの町は、全ての建物の屋根がレンガ色の可愛らしい街並み。木々の紅葉も進み、まさにおとぎ話に出てくるような雰囲気。また至る所にトルデニークというチェコのロールパンのようなお菓子が売られていて、街全体に甘い香りが漂います。歩くだけでも楽しい、そんな町でした。
さて、チェスキークルムロフの町の始まりは13世紀にその頃のチェコ領主によって小さなお城が建てられたところからです。町にはモルダウ川がS字を描くように流れており、高いところから町を見下ろすと、川を中心に町が栄えていることが分かります。人口が増え、町が大きくなるにつれて、家の増築が進み、建物が密集して建てられています。今は乗用車が一台通れるかというほどの道幅です。細い道が多く迷ってしまいそうな旧市街ですが、町のどこからでも見えるのがチェスキークルムロフ城。このお城、面白いところがあります。外堀で熊を飼っているのです。こんなところに?と思いますが、本当に飼育されています。外堀にかかる石橋から下をみると熊がリンゴをかじっていました。ここだけ見ると動物園にいる気分に。熊は紋章に熊が描かれているイタリアの名門貴族との親戚関係を表すために飼い始められたと言われています。
お城には中庭が4つもあり、壁にはレンガ模様に見えるだまし絵が描かれています。外装を変える度にお城を立て直さなくていいように、だまし絵を描いたそう。
また、お城以外の町の建物にもだまし絵が多く描かれていました。だまし絵を探しに町歩きをするのもいいかも知れません。歩く度に新しい発見ができるでしょう。(杉林)
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