イースター島で、わずか2cmの極小モアイを発見!
イースター島と言えば巨大石像・モアイが有名ですが、実際、どの位の大きさかご存知でしょうか?
初期のモアイは、唯一、海の方を向いている7体のモアイです。
「アフ・アキビ」と呼ばれるここのモアイは、初代王・ホツマツアの7人の息子(又は従者)を表したと言われています。
7体ほぼ同じ3m位の大きさで綺麗に並んでいます。
海を眺めるように並んだ7体のモアイは、初代王・ホツマツアの故郷、東ポリネシアの方を見つめているようでした。
また、「アカ・ハンガ」にあるモアイは、アフ(台座)の上に1mから7mのモアイが並べられていたそうです。
当時は、何かの節目の年に新たなモアイを造っていたらしく、時代と共に巨大化していった事が分かります。
現在は、どのモアイもモアイ倒し戦争の時に倒されてしまたので、台座を離れて転がっている物もあります。
モアイ製造工場と呼ばれるラノ・ララク山に行くと、モアイをどのように作ったか、その工程を伺い知る事ができます。
イースター島にあるモアイは約1000体。そのほとんどがラノ・ララクで造られたそうです。
山の上の方でおおまかなモアイの形を切り出し、山の麓に掘った穴にすべり落とします。
そこで首や鼻、耳が分かるように形を彫った後、モアイを置くアフのある所まで運びます。そこでさらに細かい部分を彫って、完成させてからアフに乗せたようです。
山の上の方に行くと彫り出し途中のモアイが沢山ありました。最大12mものモアイが眠ったままでいます。続きを彫って完成させたいね!という声もありました。
テーブルに飾るくらいの大きさや手の平サイズの可愛いモアイもあります。ひとつひとつ、違った表情で、選んでて楽しいです。
そんな中で、とっても小さなモアイを発見しました。それは、「モアイピアス」です。ごっつい巨大なモアイ像がこんなに小さく!見ていて思わず笑みがこぼれます。
出店では、必死に石を削ってモアイ作りに精を出しているおじさんが、細かい作業に目を細めて頑張っていました。
巨大モアイは造るのも運ぶの大変だったと思いますが、小さいモアイを作るのも大変な作業なんだと感じました。(関根)
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