砂漠での温かいおもてなし(スーダン)
先日、「スーダン周遊9日間」のツアーから帰国しました。
まだまだ一般的には馴染みのないスーダン。しかしながら、国土を流れるナイル川沿いには、古代エジプトに匹敵する高度な文明が栄えていました。現在は、砂漠にひっそりと残る遺跡から、かつてのその栄華を感じ取ることが出来ます。
他の北アフリカに比べ、まだ観光業が発展していないこともあり、施設も決して十分ではありません。例えば、道中にレストランがないため、ガイドに加え、コックさんが同行し、町の市場で調達した食材を使って食事を提供してくれます。毎日味付けを変えてくれたり、日本人は野菜好きだということで、山盛りのサラダを出してくれたり…。コックさんの愛情がこもった手料理に、ご参加の皆様は大変お喜び!途中からは、市場での食材選びも全員で行い、「このスイカが美味しそう」とか「今日は鶏肉料理がいいな」とかアイディアを出しながら、和気あいあいとした買い出しをすることもありました。
今回は11月下旬の出発で、比較的観光はしやすいといえ、スーダンは一年を通して日中の気温が30度を超える砂漠性の乾燥地帯。そんな中での遺跡観光は楽ではありません。私たちが観光から帰ってくると、ドライバーさんたちが冷たい水を手渡してくれたり、木陰に椅子を並べてお茶を用意してくれたりと、常に私たちを気遣ってくれました。観光から戻った時の彼らの「おかえり」という笑顔が、楽しみにもなっていました。
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