まるで黄金色の海!秋のワイン街道
先日、「フランスワイン街道の素朴な町や村 13日間」の添乗より帰国致しました。ツアー名に「ワイン街道」と入っていると、ワインが飲めないと楽しめないの?というご質問を頂くことがありますが、歴史、文化、芸術そして名物料理など、地方ごとの魅力がぎっしり詰まっているので、今回の旅もワイン好きな方もそうでない方も十分お楽しみ頂いたようです。
旅の始まりは、フランス王家の戴冠式を行った歴史のあるシャンパーニュ地方のランス。ジャンヌダルクが、王太子を大聖堂へ導き戴冠式を行った街としてご存じの方も多いでしょう。また、20世紀後半、パリで活躍した画家、藤田嗣治が造った小さな礼拝堂があることでも有名です。ここから、アールヌーボーが花開いたロレーヌ地方のナンシー、ドイツの影響も残る国境の街ストラスブールと可愛らしい小さな村々が点在するアルザス地方を回り、更にワイン産地、取引の中心ブルゴーニュ地方では、世界遺産の修道院やロマネスク教会を訪ねました。後半は国内第二の都市リヨンを中心とするローヌ・アルプ地方へと南下しました。
今回訪れたのは10月中旬。例年より、空気がキリッと冷たい日が続いた為か、日々、車窓からの木々がどんどん色づいていくのを感じながら過ごしました。
この時期は、黄色や赤に彩られる風景が楽しみですが、なんといっても、圧巻だったのは、アルザス地方、ブルゴーニュ地方で訪れた、ワイン街道のぶどう畑です。大型バスが細い道をくねりながら進む様子は、まるで、黄金色の海原に漂う小舟の気分。たくさんの小さな農家が管理している畑は、いくつもの村々に渡ってどこまでも続いています。
ちょうど、農家の方がぶどうの苗の様子を見に来ていました。既にぶどうの実は摘み取られ、ワインの仕込みに入っている時期ですが、一年を通してワインが出来るまでは数々の手がかかると言われています。名だたる産地が多いのも納得。さすが、ワイン王国。フランスの豊かさを改めて実感しました。(帯津)
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