飛行機で4時間、高山病の心配もない「台湾のウユニ塩湖」へ
先日「“台湾のウユニ塩湖”高美湿地とノスタルジック台中 4日間」のツアーから帰国致しました。最近、日本人の間でも人気の観光地となっている南米大陸のボリビアに位置する「ウユニ塩湖」は、飛行機だけでも途中アメリカ等で乗り継いで20時間ほどかかりますが、今回訪れた“台湾のウユニ塩湖”「 高美湿地」へは、飛行機で約4時間、さらにバスにて約2時間で到着することができます。また本場のウユニ塩湖は標高約3700mあるのに対し、台湾の方は海とつながっているので標高は0m。
この台湾のウユニ塩湖と呼ばれる「高美湿地」は、台中市郊外にあり、地元の人たちの間で夕陽スポットとして有名な所です。湿地の水面の映る夕陽が美しく、しかも条件が合えば湿地の中に入ることもできます。そして実は塩湖ではないので、特に白いわけでもありませんが、きっと水面が美しく、水の中に入ることができる光景が“台湾のウユニ塩湖”と言われる所以ではないかと思います(そのようにネーミングをしたのは日本人とのことです)。今回は4日間のツアーでしたが、先述の通り湿地と海とつながっており、潮の満ち引きに左右され、満潮に近いと湿地に下りることができないため、一番干潮に近い第1日目に訪れました。もちろん夕陽を見るには天気がよくないと話になりませんが、こればかりは祈るしかありません。
駐車場に到着後、まず靴下を脱ぎ、湿地の中にそのまま入れるようサンダルに履き替えてから、バスを下りました。天気は少し雲が出ているものの、陽は出ており、徐々に沈みかけているところでした。土手を越えたところに湿地が見えてきました。湿地には観光客用に木道が架けられており、私たちはその木道を進んでいきます。やはり干潮に近いせいか、所々湿地の中に干上がっているところがあり、鳥がやってきて餌を求めて泥の中をくちばしで突っついたりしていました。またこの辺りは海に近く、風が強いので、左手奥には無数の風力発電のプロペラが立っていました。木道を10分くらい歩くとそこで行き止まりになり、湿地の中に入ることが許されているエリアに着きます。ただこの日の外気温は17~18℃でしたので、水温が冷たくないか、泥で汚れないか、深くてズボンが濡れてしまわないかなどの懸念材料がありました。しかし、周りを見ると地元に人たちはその場で靴を脱ぎ躊躇なく中に入っているので、私たちもほんのちょっと勇気を出して入ってみました。すると水温はそれほど冷たくなく、むしろ気持ちいいくらいでした。下は砂が引いてあり(なので地元の人たちは裸足で入っているのかも?)、深さはくるぶしにも満たないほど浅かったので、辺りを歩き回ることができました。ちなみに地元の若者たちは一斉にジャンプをしている写真を撮ったりしていました。少し雲が出ていたものの、陽が西の空へ沈んでいき、水面に夕陽が映る美しい光景を見ることができました。完全に沈みきるまで西の空を眺め、満足感に浸ったまま、私たちはバスへ戻りました。(斉藤信)
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