2016年3月 8日 (火)

元陽の棚田にて朝日を望む(中国・雲南省)

多依樹1

先日「羅平の菜の花と世界遺産・元陽の棚田 8日間」のツアーから帰国致しました。
ツアータイトルにもある元陽の棚田は、2013年に世界文化遺産に登録されました。総面積約54000ヘクタールの広大な棚田を見ると、文化遺産ではなく、自然遺産なのではと思われがちですが、実はこれらの棚田は少数民族であるハニ族が約1300年もかけて耕し続けてきた創造物なのです。私たちが訪れたころにはまだ田植えは行われていなかったものの、棚田には常に水が張られています。その秘密は、必要以上に耕すことなく森もある程度残したことから、山の頂きに泉が湧き、その水が上から棚田を通じて流れていき、下に行った水が水蒸気として蒸発し、それが雨となって森を潤すという、いわば巨大な水の循環システムが形成されているためです。
そんな水の豊富な元陽にて3連泊して、じっくりと棚田を見て回りましたが、今回朝日の時間帯に棚田を見る機会が2回ありました。
まず棚田見学の初日。実は前日、元陽一帯は霧模様だったので、朝日が見られるか不安でした。ホテルからバスに揺られること50分後に「多依樹風景区」に到着。さすがに元陽随一の日の出スポットだけあって、すでに多くの観光客が来ていました。私たちも人波をかき分けながら、何とか展望台の一角を確保。程なくして空も徐々に明るくなり、それに伴い棚田も見えてきました。あとは日の出を待つのみ。太陽の方向には山があるので、少し時間が掛かりそうでした。いよいよ日の出の時間になると、空の色も朝焼け色となり、棚田の水面もうっすらと赤く染まっていきました。そしてついに山の稜線からご来光!その場にいた人たちから歓声が上がったのは言うまでもありません。そして、棚田の朝日のお楽しみはそれだけではありません。日の出から約10分後、棚田の水面の一角に太陽の光がきらきらと照らしはじめました。その後、水面に光が当たる面積は徐々に大きくなっていきました。もっとその様子を見ていたかったのですが、私たちは後ろ髪をひかれる思いで、多依樹風景区を後にしました。

多依樹2

そして翌日。この日はホテル一帯が霧に包まれていて、心の中で「今日は無理だな」と半ばあきらめの境地。それでも行ってみないとわからないので、一縷の望みをかけてホテルを出発しました。本日の日の出スポット「箐口展望台」はホテルよりも標高が高い所にあるせいか、バスが進むにつれ、ラッキーなことに霧がなくなっていきました。その後展望台に到着し、空が明るくなったとき、昨日とは違う光景が。なんと棚田の下の方に雲海が見られるではありませんか!ここでも「おおっ」という声がとどろき、皆一心不乱にシャッターを押したのは言うまでもありません。その後は昨日同様にご来光、そして太陽の光がきらきら光る棚田を見てから、霧に包まれたままのホテルへ戻りました。(斉藤信)

箐口

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