2016年3月 2日 (水)

美食家にお勧めの島、サルディーニャ

 この度、ユーラシア旅行社の「サルティリヤ祭のサルディーニャ島と美の島コルシカ 10日間」のツアーより帰国しました。
 地中海の真ん中に浮かぶイタリアのサルディーニャ島とフランスのコルシカ島は、歴史や自然、文化など、それぞれに個性があり、変化に富んでいます。
 車窓からの風景でも、サルディーニャ島では見渡す限りに広がる丘陵地帯が多いのに対してコルシカ島ではゴツゴツとした高い岩山が多く、フェリでーたった1時間という近距離にありながら、全く別々の島なんだということを実感しました。

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 食べ物もそれぞれの島で美味しい物が違います。サルディーニャ島では粒々のパスタ・フレグラ、羊のチーズ・ペッコリーノ、カラスミのパスタなど。コルシカ島では栗のクッキー、ヤギのチーズ、はちみつ等が特徴的でした。
 私のお勧めはカラスミのパスタです。
 ツアーの食事で登場したのはアサリとカラスミのボンゴレスパゲッティ。アルデンテに茹であがったスパゲッティにあっさりとした塩味とカラスミの風味が効いてとても美味しかったです。思わずボーノ!と笑みがこぼれてしまいました。
 イタリア語でボッタルガと呼ばれるカラスミは、日本では高級食材ですが、ここサルディーニャでは沢山作られているので、スーパーや市場、個人商店など、どこでもお手頃価格で手に入ります。粉状の物をお土産に買って帰れば、茹でたてパスタに和えるだけ!日本でも簡単に美味しいカラスミパスタが作れます。

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 西海岸のオリスターノ近くのカブラス湖はボラ漁が盛んです。実はここはヨーロッパ随一のカラスミの産地。近辺に沢山の潟があり、満潮の時には海水と淡水がまじり合い、天然のいけすが出来上がるのです。周辺の村では代々ボラの卵を塩漬けにしたカラスミを作って暮らしています。
 オリスターノ近郊のタロス遺跡は、日本ではあまり知られていませんが、先史時代のヌラーゲ跡、フェニキア、カルタゴ、ローマの人々が暮らした跡が混在している面白い遺跡です。横の丘の上にはスペイン時代の塔も残り、何千年もの間、地中海貿易の重要な拠点であった事がわかります。チュニジアでカルタゴ遺跡、各国でローマの遺跡はよく見かけますが、タロス遺跡にはそれが同じ場所にあるので、町の作り方などを比較しながら見学する事ができ、遺跡好きにはたまらない場所でしょう。

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 今回のツアーではオリスターノの町で開催されたサルティリヤ祭も見学しました。コンポニドーリと呼ばれる半神化した騎士が、一つの星をめがけて疾走し、射止めた星の数でその年の豊穣を占うという、イタリアの他の都市ではなかなか目にしない珍しいお祭りです。
 情報がないので何があるのか分からず、何もないと思われてしまうサルディーニャ。実は魅力のかたまりのような島なのです。
(関根)

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