2016年4月14日 (木)

春分の日の朝日。アンコールワットで特別な一時を!(カンボジア)

アンコールワットの春分の日の朝日

先日、「アンコール遺跡群を極める旅 9日間」のツアーより帰国致しました。
今回のツアーは、首都プノンペンから入り、その後陸路にてシェムリアップまで移動。シェムリアップを拠点に市内外に点在するアンコール遺跡をご案内致しました。
今回のメインは何と言ってもアンコールワットでの春分の日の朝日鑑賞。
春分(秋分)の日の朝日は、昼夜の長さがほぼ等しくなる日の早朝、西参道に立ち、中央塔を臨むと塔の真後ろから昇ってきます。1年の中でも限られた時にしか見られない為、春分の日の前後1週間はカンボジア国内外からたくさんの観光客が押し寄せます。
当日、日が明ける前にホテルを出発。懐中電灯で足元を照らしながら参道を進みました。西塔門を過ぎ朝日のポイントに到着すると芝生に腰を掛け、または西参道いっぱいに朝日を待ち望む人々で溢れていました。
高さ65メートルの中央塔は太陽神ヴィシュヌが祀られた神聖な聖域です。アンコール時代の数ある神殿建築が、正面を東に向け建てられたのに対し、アンコールワットは、西向きを正面に建てられました。アンコールワットの正面を西向きにしたのは、春分の日の太陽がこの神聖な塔の真後ろから昇ってくるよう設計されたからです。アンコールワットと深い縁のある太陽を、暦では最も神聖な春分の太陽を使って、より一層神秘的にさせようとしたのです。
今か今かとその時を待っていると、徐々に空の色が変わり、アンコールワットが朝焼けに染まっていきます。そしてついに太陽が昇り始め、塔の後ろから姿を現した時には思わず、「わぁー、綺麗!!」と辺りから声が漏れました。一瞬の出来事を目に焼き付ける方、カメラのフィルターを覗き写真に収める方等、今しか見られないと思うとその一時を大切に丁寧に過ごしているように見えました。
中央塔の上に太陽が重なるのはほんの一瞬でしたが、アンコール時代に見られていた光景が21世紀の現在も見られるなんて、なんだかとても浪漫を感じた瞬間でした。朝焼けに染まるアンコールワットはもちろん素敵ですが、中央に聳え立つ塔の後ろから昇る朝日が塔と重なり合う瞬間は見応えがあります。時間にすると数十分の出来事でしたが、実に密度の高い時間を過ごしました。(大和田)

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