2016年4月13日 (水)

水の都、早春の水郷を歩く(中国・江南地方)

西塘の廊棚(ろうほう)

先日、中国の江南地方の水郷を巡る旅から帰国しました。
江南地方は長江の下流に広がるデルタ地帯。
この水郷の町々は上海の郊外に点在しているので、日本から飛行機でわずか3時間で上海へ。気軽にぶらっと行くことができます。
そのデルタ(三角州)地帯に点在する運河の町を巡ってきました。

今回の旅では、訪れる町の至る所で春の到来を感じることができました。
町の郊外に出ると眩しいほど鮮やかな黄色の菜の花畑が広がり、
ふと庭園に入ると梅や桃の花、ひかえめに咲く薄ピンク色の桜が咲いており、
街角では一瞬心が和むような木蓮の香りが風にのって漂ってきます。

どこの街も運河に沿って中国の明朝・清朝時代(14世紀以降)の鄙びた建物が建ち並び、
まるで迷宮のような狭い路地が入り組んでいるのが特徴です。

どの水郷も水路と路地を中心とした街並みは同じですが、実は
水郷毎に雰囲気が少しずつ異なっています。
廊棚(ろうほう)という長さ2キロにも渡る屋根付の廊下が運河沿いに続いてる西塘(せいとう)や京都の長屋のような古い建物が密集している烏鎮(うちん)、洗濯物が万国旗のようにはためき、庶民臭漂う錦渓(きんけい)、枝垂れた柳と運河の風景が美しい南潯(なんじん)など各町毎に異なる雰囲気漂っています。

今回、一番水郷らしさを感じたのは、「周荘」という町。
手漕ぎ船に乗ると船頭が軽快に櫂を漕ぎながら土地の民謡を歌います。
ゆらゆらと船に触られ、穏やかな民謡を聴きながら眺める静かな古都。
風情は満点でした。

500年以上の歳月を経た建物は瓦屋根が歪み、
密集する木造の古民家はどこも長い年月を経て黒光りしています。
春の穏やかな日差しの中、石畳の路地を歩き、
古き良き中国らしさを存分に感じることができました。(上田)

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