緑に染まるダブリン~アイルランドのセント・パトリックデー~
先日「セント・パトリックデーとアイルランドの休日8日間」の添乗より帰国しました。
聖パトリックは、432年、アイルランドにキリスト教を広めた司教で、国の守護聖人となっています。彼の命日である3月17日は、アイルランドの祝日であり、各地でパレードやイベントが行われます。
今では本国アイルランドだけではなく、アメリカやカナダ、オーストラリアなど、アイルランド移民の子孫が多い国々だけではなく、日本をはじめ、世界中で祝われる有名なお祭りになっています。
春手前のアイルランドはまだ寒さが若干残るものの、お祭り当日はお天気に恵まれました。アイルランドの面積は、北海道とほぼ同じくらいで、首都ダブリンも、観光や散策がしやすい小さな街です。しかし、セント・パトリックデーには、国内外から多くの人々が集まり、街中のカフェやバーは大変賑わいます。
人々は皆、国のシンボルカラーである緑の物を身に付け、街の装飾も緑一色!自然が豊かなことから「エメラルドグリーンの島」と呼ばれているアイルランドに相応しい風景でした!
メインのパレードは約2時間行われ、音楽隊や華やかな仮装をした人々、各企業が作成したハリボテなどの大行列が、ダブリンの目抜き通りを行進します。熱狂的な中にも、ケルトの伝統的な音楽を演奏する音楽隊や、地域の民族衣装を身にまとったグループなども多く参加するため、新旧が融合した、鑑賞しているだけも心が躍るようなパレードでした。
パレードの後も街の熱気は冷めることなく、パブやレストランは緑の人でいっぱいです!明るく、フレンドリー、飲んだりおしゃべりしたりするのが好きなアイルランドの人々と祝う伝統的なお祭り。国産のギネスビールを片手に、緑の宴は夜まで続いていました!(飯野)
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