エジプト・日本友好の翼でエジプトに飛んできました!(エジプト)
先日、「エジプト・スペシャル8日間」のツアーから帰国しました。
現在はまだエジプトへの直行便は運航休止中ですが、今回は日本からエジプト直行の特別チャーター便のツアーで行ってきました。成田と関西国際空港から多くの乗客達が集まり、ほぼ満席で日本を出発。エジプトの旅行を心待ちにしていた乗客が多く、機内はエジプトへの大きな期待感が漂っていたのが印象的でした。
夜、目的地ルクソールの空港に着陸後、タラップを降りて外気に触れると、砂漠を吹き抜けて来た生温い風が顔に当たり、砂漠の国エジプトに来たんだ、という実感がしました。空港は歓迎ムード一色です。建物の外に踏み出ると、夜遅い到着にも関わらず、民族衣装を纏った人々や子供達までが楽器や紙吹雪などで大歓迎してくれました。私達日本人の団体がこの日、空港に無事到着し、歓迎を受ける様子は地元の新聞でも取り上げられていました。
長らく観光客が遠ざかっていた為か、地元のエジプト人達が観光客が戻ってくることを待ち望んでいたことがひしひしと伝わってきました。
最も印象的だったのは、エジプトが予想以上に穏やかであったことです。街中を歩くと、壊れたままの建物は全く見当たらず、ゴミも殆ど落ちていません。むしろ社会が混乱していた名残りを探そうとしても、見付けられないくらい。観光地や博物館も荒れたままのところはなく、5年前の政治的な混乱を思い起こさせるものは何一つありませんでした。
また観光地やレストラン、ホテルのスタッフをはじめ、街中を歩いていても人々の表情がみな穏やかでした。
何気無い会話の中に、以外にも笑顔が多かったのには驚きました。
大変な混迷期が長らく続いていたので、人々も疲れ切っていて、気分も曇りがちなのかなと勝手に想像していましたが、やはりエジプト人は逞しかった!
エジプト人はみな、相変わらずホスピタリティーに溢れていて、明るい。そして人懐こさ、フレンドリーさも健在です。何よりも、普段の何気ない仕草の中に穏やかな優しさを感じました。
今回のツアーでは、クルーズ船でナイル川沿いを溯りつつ、ルクソール西岸王家の谷のツタンカーメンの墓やハトシェプスト葬祭殿、アスワンハイダム近郊のアブシンベル大神殿や有名なギザの三大ピラミッドなどエジプトのハイライトを巡ってきました。
これら4つの観光地はいつも世界中からの観光客で大混雑しているのですが、まだ本格的に観光客が戻ってきていないこともあり、どこもガラガラ。
半ば貸切りのようにゆったりじっくり観光できました。
今回の見学地の中で一番感慨深かったのは、カイロの考古学博物館でした。
騒乱の最中に他の博物館が襲われたなどと報道があって心配していたのですが、この博物館一番の見所、ツタンカーメンのマスクはしっかりと守られていました。
そして一番の人気ぶりもまだまだ健在。黄金のマスクは相変わらず多くの観光客に囲まれ、3000年前の黄金の輝きを放っていました。
(上田)
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