2016年5月13日 (金)

ポルトガルの知られざる魅力!巨石文明と石に埋もれた町モンサント

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先日「ポルトガル巨石文明絶景紀行 ~石に埋もれた町を見学~ 9日間」の添乗より帰国致しました。今回のツアーはいうなれば、ポルトガルの王道ツアーではなく、テーマを絞った斬新なツアー。テーマはズバリ「石」!世界遺産にも登録されているコア渓谷の先史時代の岩絵に始まり、メンヒル(立石)、ドルメン(支石墓)、クロムレック(環状列石)といった巨石記念物、そしてまるで石に埋もれているかのような村・モンサント。

巨石文明と言えば、イギリスのストーンヘンジやフランスのカルナックなどが有名で、ポルトガルの巨石記念物は影をひそめていますが、実はポルトガルにもたくさんの巨石記念物が点在しています。特に注目したいのは南部のアレンテージョ地方。この地域には小高い丘の上につくられた可愛らしい町が多く、昔ながらの雰囲気を残す町並みを堪能するために訪れる観光客が多いです。しかし、そういった町から少し道をそれて車を走らせていると、目に入ってくるのが「この先に巨石記念物がありますよ」という標識。大雑把な標識なので、本当にあるのか不安になることもありますが、実際に進んでみると、コルク林や畑、牧場のなかに異彩を放つ巨石記念物を発見。

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一般的な観光では、通り過ぎてしまう所ですが、古代文明がお好きな方には一見の価値ありです。巨石記念物に関しては、造られた目的や方法に未だ解明されていないこともありますが、ガイドから諸説聞きながら、先史時代の人々はきっとこういう理由で、こういった方法で造ったのではないかと考えるのも興味深いものでした。

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そして、もう一つのハイライトは「最もポルトガルらしい村」に選ばれたモンサント。巨大な花崗岩がゴロゴロと転がっている岩山で、その巨岩を利用した家づくりで有名な村です。街の中を歩けば巨岩を壁や屋根にした家が沢山。他では見たこともない街並みに驚きを隠せません。ポルトガルの街並みと言えば、オレンジ色の屋根に白い壁の可愛らしい街並みが多いですが、ここは可愛らしいという言葉よりたくましいと言う表現の方が合うかもしれません。今にも巨岩の屋根が転がってくるのではないかという迫力さえありました。この岩を利用して家を造るスタイルは14世紀頃から始まったそうで、夏には50℃近くなる猛暑を凌ぐのに利点があったのだそうです。一見変わった景観も、昔ながらの生活の知恵なのだなと思うと、無骨な風景も可愛らしく思えました。
最初から最後まで、一般的なツアーではなかなか訪れる機会がない見所ばかり。決して派手ではないかもしれませんが、ポルトガルの知られざる魅力をたっぷり堪能した9日間でした。(市川)

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