その数世界一!?リトアニアの田舎に突如現れる、十字架の集まる丘
先日、「バルト三国古都巡りとクルシュー砂州 8日間」より帰国致しました。リトアニア、ラトビア、エストニアの首都の旧市街とクルシュー砂州を巡る、バルト三国の世界遺産ハイライトツアーです。
それ以外に、リトアニアには無形文化遺産として十字架が登録されています。古くから信仰されている自然崇拝とキリスト教の信仰が合わさり、リトアニアの十字架には太陽や、月、植物などをモチーフにした装飾が施されています。
そんな十字架の国リトアニアを象徴する場所として、十字架の丘と呼ばれるところがあります。ラトビアのリガとリトアニアのクライペダの間のシャウレイ近郊に位置し、その名の通り、数えきれないほどの十字架がたてられています。その数は20万以上にものぼるとも…観光客のみならず、リトアニア人も多く訪れる巡礼の地になっています。
ここには、だれかのお墓があるわけではありません。実はこんなにもたくさんの十字架がたてられるようになった理由については未だはっきりと分かってはいません。最も有力なものはロシアとの戦いで亡くなった人を追悼するために建てられたという説。その後、ソ連に支配されていた時代には宗教信仰を禁じられていたため、ブルドーザーなどで何度も撤去されたこともありましたが、いつの間にかまた新しい十字架がたてられるようになったそう…。人々の篤い信仰心を目の当たりにしました。(長田)
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