2016年6月15日 (水)

サントリーニ島とギリシャのおいしい食事

先日ギリシャ、エーゲ海の7島を巡るツアーより帰国しました。
訪れたのは、アテネと、エーゲ海の島々のみ。有名なメテオラ修道院群や本土の観光地には一切訪れず、とにかく島・島・島と、エーゲ海の島を極めるコースです。そんなにいくつも島を周ってなにが楽しいの?似たような島ばっかなんじゃないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。それぞれが個性的かつ魅力的、そして、その島でしか見られないもの、見るべきものがちゃんとあるんです!そして、宿泊しながら島々を移動していくので、ただクルーズで立ち寄るよりも濃い観光をたのしむことができました。あまりにも魅力が多すぎて語りつくせない感があるのですが、今回は人気でよく日本でも取り上げられているサントリーニ島と、エーゲ海、地中海の料理の魅力についてご紹介したいと思います。

サントリーニ島、フィラの街並み

青い海、断崖絶壁がまるで雪のように白い建物に覆われている、この風景を、写真や映像で見たことがある方は多いと思います。このイメージが強いサントリーニ島ですが、実はこの島の歴史は非常に古く、紀元前3000年頃にはクレタ島のミノア文明と似た、キクラデス文明が栄えていたことが分かっています。しかし、とても華やかだった文明は紀元前1500年頃の火山の大噴火によって滅びてしまいます。火山の大噴火によってできた噴火口の空洞カルデラに海水が入り込み、かつて大きな島であったサントリーニ島は火山の外輪山を残して水没してしまいました。現在残っている島がその外輪山に当たるのです。なので、他の島々とは全く違う姿をしています。船着き場から町まで、車もしくはケーブルカー、もしくはロバで登らなければいけない、海面からはなれた高い所に町があるのです。そしてなんと、水没してしまった島の大部分が、かの有名な伝説の大陸アトランティスだという説があるのです。なんともロマンチックですね。そしてこの火山の大噴火の後、ギリシャ本土北部からやってきたドーリス人が住みつき、エジプト、ローマ、ビザンチン、ヴェネツィア、オスマン・トルコと支配の歴史を経て、1821年にやっとギリシャ人がサントリーニ島の支配権を取り戻しました。そんな複雑な歴史を持つサントリーニ島ですが、現在はその美しい景観を求めて、世界中からたくさんの人々が訪れています。

イアの夕陽を眺める人々

水平線に沈みゆく、美しい夕日が見れることで有名な、イアの街。夕暮れの頃には夕日が良く見える城塞の所にたくさんの人があつまり、うっとりと、日の沈むのを眺めます。水平線に太陽が沈んだ瞬間、その場にいた全員が、大きな拍手を、太陽に向かって送りました。イアの街は散策も楽しい所。たくさんのお店が所せましと並んでいます。
海抜338メートルの岩山のてっぺんに残された、古代ティラの遺跡にも訪れました。火山の噴火後、紀元前9世紀にこんな断崖絶壁の上に、人々が築いた町の跡が残っているのです。巨大な岩山を削って作ったスピンカーブの道をくねくね上ること約10分で、岩山のてっぺんに到着!

古代ティラへの道

周りを海に囲まれた素晴らしい景色が広がります。この古代ティラの遺跡は自由時間を利用して訪れたのですが、来る価値のある場所だと思いました。海を見渡す劇場は迫力があります。遠い昔に、一体どんな儀式が行われていたのか想像しながら歩く遺跡。真っ白な家が立ち並ぶ景色以外に、こんな魅力もある島なのです。
そして、サントリーニ島では、あちこちで素晴らしい景色を見ながら食事をすることができます。ギリシャは非常に食事の美味しい国なのをご存知ですか?
すばらしいのはその素材。エーゲ海ではとっても新鮮なシーフードが取れるのです。鯛科の白身魚やイカ、タコ、ムール貝を、ギリシャ自慢のオリーブオイルとニンニク・塩でシンプルな味付けをしたものが多いのですが、オリーブオイルの質が良いからか、海の幸が新鮮だからなのか、なんだかとっても食が進んでしまうのです。そしてギリシャのオリーブオイルは、一度味わってしまうとほかの国のものがうさんくさく感じられてしまうくらいに美味しいです。日本で市販されているものと食べ比べてみるとビックリ。まったく後味にくせが無く、さっぱりとしています。お土産にも最適ですね。オリーブオイルをたくさん食べる、クレタ島の食生活は、地中海式ダイエットとして、無形文化遺産に登録されているほどなのです。オリーブの実も大きくつやがあり、朝・昼・晩と毎日の食卓に出てくるのですが、少し強い塩味がサラダにとても合ってクセになります。暑い日はビールのおつまみにも良いんでしょうね・・・

ギリシャ風ラザニア、ムサカ

シーフードの他にも、ギリシャで生産されたもののみがその名を持つことを許されている、山羊チーズのフェタや、みずみずしいトマト、キュウリ、ズッキーニなどの新鮮な野菜。たくさんのハーブを使って煮込んだパプリカ風味の煮物や、チーズたっぷりで濃厚なギリシャ風ラザニアのムサカ、また、ソーセージを細かく切ってトマトで煮込んだスペツォファイや、柔らかくてドライ玉ねぎの風味が繊細で美味しいズッキーニとチーズのコロッケなどなど、挙げだすとキリがないくらいです。ギリシャの人々は、ギリシャ料理にも誇りを持っていて、これはなんの料理なの?と質問をするととても親切に教えてくれます。
観光も、食事も楽しめること間違いなしのギリシャ。経済破綻をしてから人々は大変な思いをしていて、そこからまだ状況は完全に良くなったわけではないようですが、ギリシャの人々は元気に国を盛り上げようとしています。がんばれギリシャ!(留置)

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