プライベートバラ祭り~バラの香りに癒されて~
先日「ルーマニア・ブルガリア物語16日間」の添乗より帰国しました。
私達が訪れた6月は夏を迎えたばかり。新緑の鮮やかな緑に混ざり、道や庭先には今が盛りとバラが咲いていました。今回のツアーではブルガリアにてプライベートバラ祭りへご案内させて頂きました。
ブルガリアはバラの一大生産地として知られています。
世界中の香水やローズオイルの7割がここブルガリアのバラの谷・カザンラクで育てられたバラから作られています。私たちが訪れたレジーナ村もバラの谷に位置する小さな村の一つ。
バラ祭りとは、以前はこのバラの谷周辺の村々が5~6月のバラ祭りの収穫の時期にバラの収穫を祝って行われた村ごとの収穫祭でした。しかし現在では、知名度が上がり観光客がどっと押し寄せかつての素朴さを失っております。バラ畑に滞在できる時間も僅か、また次々に訪れる観光客がバラを摘み取ってしまうため、ばらもまばら…。
そこで、ユーラシアのツアーでは昔ながらのバラ祭りを感じて頂きたいとの思いからプライベートバラ祭りへご案内させて頂いております。民族衣装を身に纏った村民が心のこもった収穫祭を私達のために開いてくれるのです。
村に到着すると、早朝まで降っていた雨も上がり、ほんのりピンク色のバラが雨露に濡れてキラリと光っています。総勢30人ほどの老若男女の村人たちから手作りのバラの首飾りやバラジャムで温かいおもてしを受けました。
歓迎の歌やフォークダンスの後はいよいよバラ摘み体験です!広大なバラ畑が私たちのグループの為だけに広がっています。バラの香りに包まれながら、村民と一緒に丁寧にバラを収獲し、最後には摘み取ったバラの重量を計りチャンピオンを決定!なんと2㎏もの花びらを摘んだお客様がいらっしゃいました。
しかし、1gのローズオイルに必要な花びらはなんと3㎏!(バラ2600本分相当です!)いかにバラ摘みが重労働か、そして、かつてローズオイルは金よりも高値で取引されていたという事実にもうなずけますね。
バラ摘みのあともダンスやブルガリア講座を愉しみ、昼食はバラ畑にてピクニック。とっても贅沢なひとときを過ごしました。
楽しい時間はあっという間。お別れをして、街へと戻るバスの車内はバラの女王“ダマスクローズ”の甘い優しい匂いに満たされていました。 (岡山)
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