2016年8月18日 (木)

絶景に負けた !? “南米のへそ” ギマラエス台地(ブラジル)

先日、南米ブラジルの旅から帰国しました。今回の旅では、巨鳥トヨヨやワニの群れ、愛嬌溢れるカピバラが生息する大湿原のパンタナールや、純白の砂漠にエメラルドやブルーのラグーンが点在するレンソイスを訪れ、ブラジルの大自然を楽しんできました。なんてったって日本の23倍もの国土がある広大な国。ブラジルには知られざる見所がまだまだ沢山あります。

今回のツアーでは、あまり知られていない、“南米のへそ”、南米のど真ん中にあるギマラエス台地に行ってきました。ギマラエス台地はちょうど南米の中心に位置しており、卓上台地になっています。もの凄く巨大なテーブルマウンテンをイメージすると分かりやすいかも知れません。その巨大な卓上台地上には、小さな町があったり、見渡す限りの綿花畑や大豆畑などが地平線の彼方まで広がっており、一体テーブルマウンテン自体がどのくらいの規模なのか全く想像もつかないほどのスケールです。卓上台地は高さが500m~600mの赤い砂岩の絶壁で囲まれており、展望台から眺めると、まるで北米のグランド・キャニオンのような雄大な景色が広がっています。また、卓上台地の上を流れ、屏風のように連なるギザギザの絶壁から流れ落ちる落差86mの滝があったり、陽光の差し込み具合で青く輝くブルー・ラグーンの洞窟など、ギマラエス台地には手付かずの自然も残っています。

さて、このギマラエス台地は南米の中心です。かつては近郊のクイアバという町に南米の中心があるとされていました。今でもクイアバの町の一角には、「セントロ・ゲオデシコ」と呼ばれる、南米の中心点を示す立派なモニュメントが残っています。

クイアバにある南米の中心点のモニュメント(セントロ・ゲオデシコ)

まるで青空を突き刺すかのように、空に向かって伸びる鋭い記念碑が印象的でした。ところが近年、GPSを駆使した正確な測定で南米の中心は、ギマラエス台地にあることが判明しました。実際にギマラエス台地上で南米の中心位置を示す石のプレートを見てきました。個人的には、大陸の中心点や大陸の果て、海峡や山の頂上とか大河の源流など地理上の特別な一点が大のお気に入りです。そして赤道や国境などの境目も気になります。
日本でも県境に引かれた境界線に立ったら、たとえ一人ぼっちでもポーズを決めてしまいそうです。このギラマエス大地にある南米のへそを示す石のプレートに立った瞬間は大した労苦があった訳でもないのに、不思議な達成感がありました。頭の中で南米の地図を思い描き、その真ん中に自分が立っていることを想像すると、思わず「やったー!!」と叫んでポーズを決め、記念写真を撮りたい衝動に駆られます。ハイテンションになって、ボルテージもうなぎ上り。さて、地元のブラジル人はどうでしょうか?

何とこの記念すべき南米の中心を示すプレートには見向きもしていません。すぐそばにある展望ポイントからの絶景に夢中です。もしかして、知らないのかな?地元の若者が多かったのでインタビューしてみました。10人に聞いたら、知っていたのはたったの1人。しかもプレートがどこにあるのかも知らない。中心点マニアとしては衝撃的な結果です。

さらに「あそこのプレートは南米の中心点なんだぜ!」と教えてあげても、
「あー、そうなんだ。」 「ふーん。」といった冷たい反応。全くもって関心感動ゼロ。興味なし。

ブラジル人と日本人の指向の差を実感しました。すぐ目の前にあるダイナミックな絶景の方が気になるんですね。地味でよくわからない石のプレートなんて、南米のへそなんてあまり関心がないみたいです。

南米の中心点を示す石のプレート。素通りするブラジル人が多くて寂しい

南米の中心、へそ、ギマラエス台地。個人的にはイチオシの、オススメポイントです。おまけに絶景も見られます。 (上田)


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