1年の中で特に華やかな季節。初夏の美しい原風景が残るキジ島へ(ロシア)
先日、「キジ島も訪ねる、ロシア世界遺産紀行 10日間」より帰国致しました。
このツアーはタイトル通り、キジ島にも足を伸ばして、ロシアの木造建築の教会群を堪能致しました。
キジ島はサンクトペテルブルグの北東435kmにあるヨーロッパで第二位の大きさを誇るオネガ湖に浮かぶ島の一つ。フィンランドとの国境を接するカレリア共和国に属します。
1時間30分ほど水中翼船に乗り、ようやくキジ島に到着。さわやかなそよ風が吹き、雑草が揺れ、黄色や白、紫といった野花が一面咲き乱れる様子はまさに天国そのもの。
島自体が世界遺産だからなのか、ゴミ一つ落ちていない木道を進むと、葱坊主型ドームが可愛いプレオプラジェンスカヤ教会とポクローフスカヤ教会が見えてきました。釘を一本も使わずに作られた、木組みの美しさに言葉が出ません。
さらに歩みを進め、小高い丘の上で鐘の音色にしばらく酔いしれました。澄み渡った空気の中を鐘の音が響き、そよ風が吹く。そして正面に見える川辺の水は太陽の光に反射してキラキラ輝いていました。なんとも心地のよい時間を過ごしました。
また、川辺にはピンク色のイワンチャイ(日本名:ヤナギラン)という可愛らしいお花が咲き乱れていました。あのイワン大帝の名を取って名付けられたお花だそうで、チャイという言葉はロシア語で「紅茶」を表します。野花一つみても紅茶を嗜む国民性を垣間見られました。
観光の最後には突然の雨に遭いましたが、雨上りの後には、きれいなアーチ型の虹が出現!
キジ島での時間は、ロシアの原風景に触れる、贅沢なひとときとなりました。
また、この時期は22:00を過ぎてもまだ明るく、サンクトペテルブルクでは白夜祭という音楽祭が行われています。今回はマリインスキー劇場にてバレエ『ジゼル』(主演:ディアナ・ヴィシニョーワ)を鑑賞致しました。本場のバレエに、鳴り止まない拍手。ホテルに帰ってからも胸の高鳴りが止みませんでした。
写真には残すことができない、いくつもの感動の瞬間に旅の醍醐味を感じました。(角田)
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