8月・東京から空路約2時間でロシアへ!(サハリン) その1
成田から今年2016年就航したばかりの直行便ヤクーツク航空に乗り、約2時間という飛行時間で眼下に北海道をみた後に到着した空港では、入国審査官の人が金髪&目の色が薄いグリーン、白い肌という外見。たったの2時間でアジア圏ではない外国に来た!という不思議な実感。ヤクーツク航空に乗って到着した場所は、北海道の宗谷岬から北へわずか43kmに位置するサハリン島。地図で見ると細長く小さそうに見えるが、南北約900km(東京-福岡間相当)で面積は76,400平方km(北海道の9割ほど)とロシア連邦最大の島。日本との時差は+2時間。町中へ移動する道中に見える看板などの表記は全てキリル文字。聞こえてくる言葉も、もちろんロシア語。ロシア旅行というとモスクワ、サンクトペテルブルクのイメージですが、こんなに日本と近い場所に異国ロシアがあり、ロシア国内に簡単に来ることができることがあまり広く周知されていないことに驚いてしまう。それも領土問題などのニュースの影響かもしれないが・・・。
しかし、国や政治的な話はさておきサハリンに住んでいる人にとっては、サハリンの地は生まれ育った場所であり、先祖や親、祖父母が大陸から移り住んできた場所であり、働いて生活している場所。オホーツク海、タタール海峡(間宮海峡)といった海に囲まれ、海の恵みを受けた産業、古くからも採掘はされていたが、また新たに発掘され続ける油田・天然ガスといった鉱業、島の面積の約5割を占める森林地帯からもたらされる林業。自然の恩恵を受けた経済活動も非常に興味深いものがありました。
つづく(4回シリーズ/第一回)
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