2016年9月21日 (水)

アンコール・ワットのルーツを探して南インドへ(上智大学教授・石澤良昭氏同行解説ツアー)

アンコール・ワット

2003年の初回から数えること29回目、今夏も、アンコール遺跡研究の第一人者でいらっしゃる上智大学教授・石澤良昭氏同行・解説のツアーを実施しました。毎回テーマを掲げて回を重ねてきたツアー、今回は「アンコール・ワットのルーツを探る旅」をテーマとし、ベンガル湾を超えてインドへ。海のシルクロードによって東南アジアにもたらされる以前のヒンドゥー文化や建築と向き合い、アンコールのそれと比較しよう!というわけです。

石澤良昭氏の解説で南インドも見学(カイラーサナータ寺院)

足を運んだのは南インドのチェンナイ。ベンガル湾に面するこの町を拠点に、マーマッラプラムとカンチープラムを訪ねるのが今回の旅の目的です。この辺りは、南インドで興ったパッラヴァ朝が7~9世紀に繁栄した地で、カンチープラムはその首都であったと同時にヒンドゥー教7聖地の1つとされます。寺院を訪れると、玄関にそびえ立つ塔門ゴプラムがパッと目に入ります。そこに施されたヒンドゥーの神々彫刻は、目を凝らして見てみると個々に表情がありユニーク。「双眼鏡を持って来ればよかったかなぁ・・・」と少し後悔。他の膨大な彫刻を見るためにも、双眼鏡があればもっと楽しめたかもしれません。
そして、マーマッラプラムにはヒンドゥー寺院のモデルともなる寺院群が残ります。それぞれの寺院からは建築の歴史を見て取れ、岩山を掘り込んだだけの寺院が、最終的には石を積み上げた独立型の寺院へ進化していくのです。これらが、海を東に渡って東南アジアへ、そしてあのアンコールまで辿りついたのだろうと思いながらチェンナイの海岸に立てば、今は海水浴場の場所も何だか意義深い場所に思えてくるのですから不思議なものです。
ヒンドゥー芸術・文化の基礎をきちっと見学した後は、アンコール・ワットへ。何度も見てきた遺跡、そしてそこに残るレリーフも、いつもと見方が変わったような。南インドのそれとのディテールの違いなどを石澤先生からご解説いただき、歴史というのはどこかの時代でどこかの場所と繋がっているものなんだと改めて思ったのでした。(江間)

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