知られざるアンデスの絶景「マラス塩田」を訪ねて(ペルー)
先日、「ペルー、マチュピチュ・ナスカ・チチカカ湖と聖なる谷10日間」の添乗より帰国致しました。今回はマチュピチュ遺跡やナスカの地上絵を始め、チチカカ湖のウロス島までペルーの見所を一度に巡るツアーでした。
高度順応の為宿泊したインカの谷を離れ、いよいよ旅のハイライト・マチュピチュ遺跡に向かう途中、マラス塩田にご案内しました。マラス塩田というと、日本人観光客にあまり知られてはいませんが、あっと目を引くアンデスの絶景をご覧になれます。車窓はペルーの田園風景からアンデスの渓谷に移り変わり、塩田を一望できるポイントでお写真ストップ。うっすら雪に覆われている?!かと思いきや、谷の急斜面に無数の棚田が並んでいます。
細い道を下りきるとマラス塩田の入口に辿り着きます。山間の一角が真っ白になっている全景を遠望するのは、それはそれで趣がありますが、ここまで来ると、塩田が段々畑のようになっている様子がわかり、一面に広がる世界に圧倒されます。
約3200mのアンデスの高地。約6000万年前は、海でしたが、地殻変動で隆起し、アンデス山脈となり、海は巨大な塩の塊となりました。隆起した山中には、海水の塩分が固まりとして残され、湧き水に溶かされながら、マラスの塩田へと流れ込んでいます。今でも毎年4月から9月には、インカ時代さながらに、塩が手で作られ、手で運ばれています。アンデスの人々が苦労して集めた干上がった塩はお土産屋さんで売られ、マラスの塩を求める人で大盛況!岩塩の持つミネラルのみならず、地下水が持つミネラルも豊富に含んでおり、世界一美味しい塩と言う人もたくさんいます。一度は試す価値ある代物です!(大和田)
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