2016年9月14日 (水)

鮭漁師によってかけられた、絶景を望む、キャリック・ア・リード吊り橋

先日、「南北アイルランド、ケルト幻想の世界を訪ねて8日間」のツアーから帰国しました。
「エメラルドの島」とも呼ばれ、北海道とほぼ同じ大きさの緑豊かなアイルランド島。円輪付きの十字架(ハイクロス)を代表とする、ケルト文化が根付く独特の文化、そしてイギリスの一部である北アイルランド、独立を果たしたアイルランド共和国と長い間紛争を経験してきた一面もある国です。そんな険しい道を歩んできたアイルランドの人々の心の癒しとなってきたものの一つにこのアイルランド島が持つ、美しい自然があげられると思います。この大自然を感じるべく、今回のツアーにもある場所が含まれていました。アイルランド島は雨の多い温暖な気候にもかかわらず、その場所を訪れる日は太陽の日差しが照りつけ、自然を楽しむには絶好の天気でした。

キャリック・ア・リード吊り橋、アイルランド

北アイルランドの首都ベルファストから、約100㎞弱、キャリック・ア・リード吊り橋と呼ばれる、漁師によってかけられた25m程の橋がある。そもそもキャリック・ア・リードとは「道の岩」という意味。ここでいう「道」というのは鮭が回遊するルートのことを指します。この辺りは大西洋から遡上してくる鮭がよく漁れる場所として有名だったそう。そこで対岸のキャリック島へ渡るため、漁師が橋をかけたのが始まり。当時の漁師たちは将来、このような絶景を望む観光地になっているとは思ってもみないでしょう。海面からの高さは約30m。綺麗なエメラルドグリーンの海の眺めながら、足が少しすくみながらも、吊り橋を渡っていきます。断崖絶壁の島と吊り橋、広大な海の組み合わせは絶景と呼ぶに相応しい景色。渡った先のキャリック島では、海の方を向いて、ぼーっと座っている人も何人か見かけました。それほどにうっとり、たそがれてしまう空間なのです。
漁師さんのちょっとした行動でできたキャリック・ア・リード吊り橋。アイルランドにはまだまだ息をのむ絶景が数多く存在しています。自然保護に力を入れているアイルランドですが、こういった場所が後世までずっと残っていくといいですね。(荒川)

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