2016年12月14日 (水)

まさに奇想天外!?2000年以上も生きるご長寿植物ウェルウィッチア(ナミビア)

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先日、「ナミブ砂漠と星空ハイライト8日間」のツアーより帰国致しました。
アフリカの南部に位置するナミビアには世界最古とされるアプリコット色のナミブ砂漠があります。2013年には世界遺産になったことから、海外からの観光客が増え、今注目の観光地となっています。ただし、今やその魅力は砂漠だけではありません。太古の昔、大陸が移動する前はナミビアに南極点があった為、ナミビアには今でもマグマが固まってできた地形や氷河時代の末期に起こった洪水の跡がしっかりと残っています。ナミビアの大地が織り成す景観もまたナミビア観光の楽しみの一つです。また、空気が非常に澄んでいることから、世界でも有数の星空の観賞地になっています。夕食後にロッジの外に出て眺めた星空は素晴らしいものでした。

ツアーの後半、私たちはナミビアの特殊な環境下に生きる固有種ウェルウィッチアを見学しました。ウェルウィッチアは大きいもので2000年以上生きるといわれています。和名は「サバクオモト」、園芸名は「奇想天外」。写真のウェルウィッチアは800歳くらいですが、葉が一年に1センチしか伸びないことを考えると、とっても長生きなのがなんとなく実感できます。

ウェルウィッチアは裸子植物と被子植物の特徴をそれぞれに持っています。大体20歳くらいから雌株、雄株に分かれ、花粉を飛ばし受粉し、翼のある種子を飛ばします。親から十分に離れることができた種はそこで根をおろし、成長。葉はいくつにも分かれているように見えますが、もともとは2枚の葉。風などの影響で裂けてしまう為、数が多くなります。15歳くらいの「赤ちゃんウェルウィッチア」は小さいきれいな双葉。ゆっくりゆっくり育っていきます。

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砂漠の不毛な土地で彼らはどうやって水を得ているのでしょうか。まず一つには地下水脈が挙げられます。地下に流れる水脈をめざし、3~4メートル、最長10メートル程、根を伸ばします。そして、また、葉には1センチ平方メートルにおおよそ80の気孔があり、水分を調達。ナミブ砂漠では霧が発生する為、その僅かな水分も逃さない造りになっています。過酷な環境で工夫を凝らし、必死に生きる強い生命力にびっくりでした。(長田)

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