2016年12月 2日 (金)

琵琶湖周辺と若狭の仏さまを訪ねて(滋賀、福井)

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先日、「近江・若狭路 珠玉の仏像めぐり3日間」の添乗より戻りました。まず、今回訪れた場所は、どこかというと、近江の国といえば、そう!滋賀県の琵琶湖周辺。そして若狭とは、かつて日本海の新鮮な海産物を京の都へと運ぶ重要な拠点となった福井県の小浜市周辺です。小浜は古来より大陸からの文化仏教伝来の玄関口であり、近江、京へと繋がっていたことから、この地域には、無数の寺院が今もひっそりと建ち並んでいます。また、琵琶湖周辺では、8世紀に奈良の東大寺から工人たちが工房を築いたことから、仏像がたくさん作られる基盤が出来上がりました。

訪れた11月半ばは紅葉も始まり、穏やかな秋空に恵まれました。旅のスタートは滋賀県大津市にある石山寺から。この寺の創建時に東大寺から多くの工人が招かれたといわれています。今回は、33年に一度という御開扉で、本尊の如意輪観世音菩薩、そして初代本尊の塑像断片、胎内佛像も拝観しました。厳かに、ひっそりと佇むお姿にはただただ圧倒され、言葉も出ませんでした。

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そして、いよいよ、2日目は小浜の寺院めぐりです。人口約3万の小浜市、いずれのお寺も木立に囲まれた静かな場所に建っており、喧噪とはかけ離れた世界で、仏像を見学することができました。国指定の重要文化財であるこれらの仏像の数々を間近で拝観できたこと、ほぼ私たちのグループだけで静かに見学できたことが、一層、仏像との距離を近くに感じさせてくれました。また、美術的にもその美しさ、技術の高さにも見惚れました。どの仏像が、どうだ、こうだ、とは言い切れませんが、妙楽時の千手観音菩薩立像は圧巻です。崇高な雰囲気の立ち姿にマッチ棒程の物も含め本当に千の手が残っています。信仰の対象である大切な仏像は、その多くが写真撮影が禁止されているので、個人個人、目と心に焼き付けました。最終日は琵琶湖北部の小さなお堂や寺へ。地域の人々が代々守っている仏像が多く、その守り人の方にお話しを伺いました。戦国時代、戦火から村人により守られ今に伝わっているというお話や、今もその村で担当者を決めて大事にされている事を知りました。

今回はたくさんの観音様に出会いました。観世音菩薩とは、多くの世の人の話を聞き、悟りの世界と人間の世界の架け橋となってくれる存在だそうです。今から一千年も前の平安時代からこれらの仏像はどれ程の人々の想いを受け止めてきたのか。様々な思いを巡らせます。今まで、全く知らなかった日本のそんな、歴史、宗教文化の一面に触れることができた旅でした。(帯津)

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