2016年12月28日 (水)

パタゴニアでフラワーハイキング(アルゼンチン)

先日、パタゴニアのツアーより帰国しました。
地球のちょうど裏側の南半球にあるパタゴニアは今、春から初夏にかけての花のシーズン真っ盛り。首都ブエノスアイレス市街の大通りや広場、公園など街のあちこちには鮮やかな紫色のジャカランダの花が溢れていました。紫色のトンネルのようなジャカランダの並木道を通った時の、日本の桜並木ような春らしい華やかな雰囲気が印象的でした。

そしてブエノスアイレスから更に3000キロ飛んで南部パタゴニア地方に向かいました。
天候や気温が目まぐるしく変化し、風の大地パタゴニアならではの小さく可憐な野花が力強く根を張っていました。
今回の旅では、美しいアイスブルーのモレノ氷河を眺める展望台やクライマーの聖地フィッツロイ山を遠望するトレッキングルート上で、また点在する氷河湖と針のように尖った荒々しい峰々の麓を歩くパイネ国立公園、そして南米最南端・地の果てウシュアイアなどパタゴニア各地で野花を観察する機会に恵まれました。

パタゴニアの野花「聖母マリアの靴」 

パタゴニア固有の花や植物には共通の特徴があります。
ほとんどの花の花弁や葉が非常に小さく、背丈も小さくコンパクト。キノコのように一株ごとにまとまってポツンと咲いているところが何とも可愛らしいのです。
標高はたかだか数百メートル程度ですが、まるで高山植物を観察しているかのようです。これはパタゴニアの気象条件と関係があるようです。
常に強風が吹き荒れる地域なので花弁や葉を小さくして体が飛ばされないように、
また株や葉を大きく成長させないのも、また極度の乾燥地域なので水分が蒸発しないように表面積を小さくしているそうです。

パタゴニアの花「セブンシャツ」

また花の名前が何とも個性的でした。花弁がめくれあがって花はシャツの襟を連想させることから「セブンシャツ」という名前だったり、膨らんだ袋状の花弁から「女王のスリッパ」という名だったり、非常にユニークです。

天気がコロコロ変わりやすいパタゴニアなので、時にはパタゴニア名物の風雨や氷河から吹き降ろす冷たい風に負けそうな時もあります。なかなか氷河の大崩落が起きず、じれったい時もありますが、そんな時に道端に咲いている野花を見つけるとなんだかほっとします。足元に気を付けて歩いていないとうっかり通り過ぎてしまうくらい小さく控えめに咲いているパタゴニアの野花でしたが、ハイキングの途中で何度もその小さな野花に助けられたような気がします。(上田)

ユーラシア旅行者で行くパタゴニアのツアーの魅力はこちら

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