感動のトンガリロ・クロッシング(ニュージーランド)
先日、春限定「春のニュージーランド絶景ハイキング紀行~南北三大国立公園を歩く~ 13日間」のツアーより帰国しました。今回のツアーでは、南島、北島ともに訪れ、南ではルートバーントラックやミルフォードトラックの一部を。マウントクックリリーがきれいなマウントクック国立公園をフッカー氷河まで。また、ルピナスがちょうど見頃なテカポ湖畔を歩いてみたり。。。雨の降る日もありましたが緑豊かなニュージーランドを色々な植物の案内を聞きながら楽しむことが出来ました。そんな中で一番の興奮は何と言ってもツアーのハイライト、ニュージーランドのトレッキングコースの中でも人気の高いトンガリロ・クロッシングでした。
ニュージーランドで最初の国立公園でもあるトンガリロ国立公園は北島の環太平洋火山地帯の最南端に位置し、ルアぺフ山、ナウルホエ山、トンガリロ山の3つの活火山3兄弟を中心に、南島に見られるような緑に包まれた癒しの景色とは異なり赤茶けた荒々しい大地が広がり、すさまじいその息吹さえも聞こえてきそうな雰囲気です。約18.5キロを縦走。雨続きだった天気予報も当日は曇りのち晴れ予定。都合良く信じたり信じなかったりの天気予報ですが明日は信じる!!強く念じながら翌朝目覚めると・・・「おやっ?」今にも泣きだしそうな空。スタート地点までのバスでは早くもフロントガラスが雨に濡れていました。そんなぁ~(涙)心で叫びながらそれでも晴れることを信じて元気よく出発。緩やかに登りながらナウルホエ山とトンガリロ山の間を抜けて行きましたが一体、山はどこ?真っ白な霧に覆われた私たち。山は見えなくても周辺の噴火の際の軽石や溶岩の流れた跡などTHE・火山地帯とも言うべき景色が広がります。その後どんどんと急勾配の道を行きます。
何やらだんだん怪しい風?!大きな石の麓で少し待つも風がやむ様子はなし。風速何メートル?台風なんて目じゃない程の強風に手と手を取り合いながら、互いのリュックを掴みながら最高地点であるレッドクレーターに到着。蒸気が立ちのぼり硫黄の匂いがほんのり。ですが、この立っているのがやっとの状態で長居は無用。更に先に足を前に進めると。不思議とふっと風がやんだと思ったら雲の隙間から青空がきらり。真下を見ると何とも美しく輝くエメラルドレイクが飛び込んできました。まさに奇跡のような瞬間。あの雲は、あの風はどこへいったの?頑張ってここまで歩いたご褒美なのでしょうか、決して他では見ることのない絶景が広がっていました。
美しい景色が最高のおかずとなってお弁当を食したらその後はトンガリロのいろは坂。九十九折の道。タウポ湖等絶景を見ながらひたすら下ると・・・。全員、でゴーーール!!
ビールとワインとコーラで乾杯♪トンガリロ・クロッシングを無事歩ききったあとの最高の瞬間でした。(岩間)
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