ベルリンフィル・ジルベスターコンサートで締めくくった2016年
「ベルリンフィル・ジルベスターとウィーンフィル・ニューイヤーコンサート 7日間」の添乗より帰国致しました。ツアーの様子を2回に分けてお伝え致します。
ベルリンではベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による年末恒例のジルベスターコンサートをご鑑賞頂きました。会場はヴィンヤード型と呼ばれる独特な形をしたフィルハーモニーホール。設計には指揮者カラヤンも参加し、のちに東京にあるサントリーホールのモデルとなりました。
オーケストラが揃い、拍手の中サイモン・ラトルが登場。カバレフスキー作曲の『コラ・ブルニョン』序曲で開演。ラトルの“野獣的”な指揮と、一糸乱れぬベルリンフィルに、ぐいぐい魅き込まれます。2曲目はダニール・トリフォノフが登場し、ラフマニノフの『ピアノ協奏曲3番』。最難曲の一つで、憂いを帯びたピアノが美しい曲。カデンツァ部ではピアノから跳ね上がっては、全体重を鍵盤に込めるトリフォノフの姿が印象的です。
休憩中はホワイエにてトリフォノフのサインタイム。若手天才ピアニストを間近でご覧になった方もいらしゃいました。
明けて後半。英国の作曲家ウィリアム・ウォルトンの歌劇『ファサード』より、サイモン・ラトルによる組曲編曲版の管弦楽小品。英国出身ラトルはこれまでも度々この曲を演奏しています。プログラム最後は、こちらもラトルが敬愛するドヴォルザークから、『スラブ舞曲72番』。2002年にベルリンフィルの首席指揮者に就任し、約15年で知り尽くしたオーケストラの力を最大限引き出すラトルの巧みな指揮。 アンコール1曲目は、ラトル曰く“サーカス・ソング”、再びカバレフスキー作曲の『ギャロップ』です。あのパート、このパートが弾くコミカルで装飾的なフレーズはまさにサーカスのよう! アンコール2曲目はブラームスの『ハンガリー舞曲1番』。ラトルが首席として指揮するベルリンフィルが見れるのも、あと僅か。美しい演奏で2016年を締めくくりました。(尾崎)
明日はウィーンフィル・ニューイヤーコンサートについて、お伝えします。
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