2017年1月10日 (火)

きつかった!でも行ってよかった!!セコン湖ハイキング(ネパール)

ダウラギリ(ホテルから)

先日、ユーラシア旅行社の「ネパール物語 15日間」のツアーより帰国致しました。
今回のツアーは有名な観光地でもある首都カトマンズ、ポカラはもちろんのこと、数多くの野生動物が生息するチトワン国立公園、お釈迦様の生誕地ルンビニにも足をのばしました。中でも、個人的に印象に残ったのは、何と言ってもジョムソン地方です。
そのジョムソン地方へはポカラから飛行機にてわずか20分ほどで行くことができますが、アンナプルナ山群とダウラギリ山群の合間を飛んでいくこととなるため、風の影響を受けやすく、他のフライトに比べると、欠航になる確率がどうしても高くなります。実は今回もジョムソンへ行く航空便が強風のため残念ながら欠航となり、その日は明日のフライトは無事飛ぶことを祈りながらポカラで過ごしました。
そして翌日。私たちの祈りが通じたのか、無事飛行機はポカラ空港を飛び立ち、ジョムソンへ行くことができました。もともとゆったりとした行程でツアーが組まれているので、予定の観光箇所を割愛することなく、ジョムソンに到着した日にティニ村へのハイキングとマルファ村への訪問をしてからホテルへ行き、翌日は1日ゆっくりとセコン湖へのハイキングができました。ホテルの場所は丘の上に位置するナウリコット村にあり、屋上からは、西にダウラギリ(8167m)と大氷河、トゥクチェピーク(6920m)、東にニルギリ三峰(北峰7061m、中央峰6940m、南峰6839m)が今にも目の前に迫ってくるかの如く間近に見ることができました。

ニルギリ(ホテルから)

また、さらに感動したのはセコン湖へのハイキングです。ホテルから歩いて出発し、前半はひたすら丘を下っていきます。その途中、木々の間から見えるダウラギリはホテルから見るのとまた違った趣きがありました。

ダウラギリ(セコン湖ハイキング中)

50分くらいかけて谷底まで下りてからは、しばらくカリ・ガンダギ河沿いを歩きます。その後登山口より山道を上がっていきます。それほど急に傾斜ではないのですが、標高が2700mくらいあるので、ゆっくりゆっくり休みながら、登り始めて1時間ほどでセコン湖が見えてきます。背後にはトゥクチェピークも見えています。私たちはまず湖畔を反時計回りに進みました。するとここでもニルギリ三峰が!そしてその右手にはポカラでもなかなかお目にかかれないアンナプルナⅠ(8091m)、アンナプルナ・ファン(7647m)も見ることができました。

アンアプルナ・ファン(セコン湖から)

さらに湖畔を回るとそれらの山々が湖面に映った様子が見えるではありませんか!皆一心不乱にシャッターを押したのは言うまでもありません。帰りはホテルまで同じ道を通って行きましたが、やはり正直なところ、谷底からホテルまでの登り道で一番きつく、途中休みながらゴールへ向かいました。1時間半くらいかけてようやくホテルへ到着しましたが、皆達成感と安堵感が混ざり合ったような表情をしていました。そして私自身もそんなお客様の表情を見て、ジョムソンに来て本当に良かった!と改めて思いました。(斉藤信)

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