世界七不思議のひとつ、ギザピラミッドはやはり旅のハイライト…(エジプト)
エジプトはいつも人々の関心を引いてやまない魅力いっぱいの国です。永遠の憧れの観光地といったところでしょうか。その証拠に、考古学者達の新たな論文や研究が発表される度に、話題となっています。例えば最近のニュースでは、Ⅹ線分析や赤外線サーモグラフィ等の最先端技術を用いてクフ王のピラミッドをスキャンしてみた結果、ピラミッド内部に未知の空間を発見した、というもの。5000年の歴史を持つエジプトの文明が、特にピラミッドに関しては、未だ謎に包まれている事が多いというのが、人々の関心を高めているのではないかと思います。
そして世界七不思議のひとつ、ギザピラミッドはやはり旅のハイライトでもあります。ピラミッドエリアといわれる観光エリアに入り、早速クフ王のピラミッドへ向かいました。ピラミッドに近づいて最初に感じる事は、ピラミッドを形成する石灰岩の大きさは、我々の想像を超えて大きいということ。1辺が1m以上の石灰岩もあります。写真に写る人の大きさから、大体の石灰岩の大きさがご想像いただけるかと思います。
皆様はピラミッド内部に、何が残されているかご存知ですか?内部の写真撮影とガイディングは禁止されているので、カメラをガイドさんに託して、いざ進入です。恐らく、はじめてピラミッド内部に入った人間も、同じように高揚感と好奇心にあふれた気持だったでしょう。入り口から中へ入ると、最初は100mほどの上り坂を腰をかがめた状態で進んでいきます。これが結構足にきます。その後約200mの下り坂。ここからは天井は高いですが、道幅が狭いのですれ違う時に注意が必要です。酸素もなんだか薄い気がしますが、せっかくここまで来たのだからと自分を励ましながら進んでいきます。そして、ついに辿り着いた玄室の中には…石棺が一つ残されているのみ。石棺の中に何が入っていたのかという議論も、学者の憶測が飛び交うばかりではっきりとわかっていません。憶測は憶測を呼び、謎は深まるばかり。それが更に、私たちの好奇心を掻き立てて居るのだと感じました。次回、私がエジプトに行くまでの期間に、更なる考古学者達の学説や研究結果が発表され世間を賑わすことと思います。
お客様の中には、今回のご旅行でエジプトへの渡航が5回目という方がいらっしゃいました。それくらい、エジプトという国は、人々を魅了してやまないロマンの溢れる歴史の舞台なのです。(堤)
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