2017年2月24日 (金)

みんな集まれ!101のなまはげ大集合!(ブルガリア)

1月23日発「ブルガリア国際仮面フェスティバルとルーマニア8日間」に行ってきました。
今年は数十年ぶりにルーマニアの首都ブカレストに雪が積もり、フランス様式の建物と雪景色は美しいものでした。また遠出して観光したブラン城も周囲の木々の枝に雪の結晶が包み込み、枝を白く染め、氷の城になったブラン城という冬限定の光景に感動しました。

今回のツアーでは、タイトルにあるように、ブルガリアの首都ソフィアから西にバスで約40~50分の場所に位置するペルニックにて開催された“国際仮面フェスティバル”を見学してきました。国際仮面フェスティバル?というとどのような仮面をイメージされるでしょうか。冬に開催される仮面フェスティバルといえばヴェネツィアのカーニバルが有名ですが、そのような華やかで妖艶な仮面?道化師的なユニークさを持つ仮面?なかなか正解の想像は難しかったと推測します。というのも、仮面だけではなくこのフェスティバルは全身コスチュームといってもいい姿だからです。

羊毛と木の仮面をつけた装束

ブルガリア各地方で行われる時期は異なりますが、12月~3月に日本のなまはげのような恰好をした人々が民家を訪れ、その異形の恰好と腰につけたカウベルの音で災いを追い出し、幸福・健康祈願などを行います。各地方で仮面・装束が異なります。ペルニック地方の伝統では、木でできた仮面に動物の毛皮などで出来た衣装、腰にはカウベルをたくさんつけます。羽装飾は20世紀になってから出てきた歴史の浅い仮面です。また伝統的には独身の15~17歳の男性のみのグループで構成されますが、コンテストの要素があるフェスティバルに出場するグループの場合は女性や子供たちの参加が認められています。2017年のフェスティバルでは、ブルガリア国内だけでもなんと101ものグループが参加!そのグループが、審査会場となる広場で次々とパフォーマンスを行います。腰につけたカウベルの音をスキップのように飛び跳ねることで鳴らしますが、数十人が鳴らすカウベルの音が重なりあい美しく聞こえるには相当な練習が必要とのこと。また、重い鉄のカウベルを数個から数十個までつけ、もこもこの衣装、大きな仮面と装束の総重量は20~60kgにもなるので、歩くのも飛び跳ねるのも一苦労。その証拠に、当時-5℃の外気温でしたがパフォーマンス終了後の人たちが仮面を外すと、その顔には大量の汗が流れていました。グループが行うパフォーマンスには、古い年から新しい年を迎えること、新しい物事の始まり(門出)、今年の収穫の豊作祈願、悪霊退散などの意味合いが込められているので、グループ内に、花婿・花嫁の役と祝福する神父の役、畑を耕す農民の役、牛の役、熊と熊飼いの役など仮面以外の役の衣装をまとった人たちもまぎれ、面白おかしくそれぞれの役の動きをします。

靴まで伝統的2
このようななまはげに似た冬の行事は、ブルガリアだけではなくギリシア、マケドニア、アルバニア、スロヴァニア、スイスなど欧州の他国でも地域によっては行われています。国際仮面フェスティバルなので、諸外国団体もこのフェスティバルに参加し、特設ステージでパフォーマンスが行われました。
フェスティバル会場には、たくさんの屋台も出ていて、まさにお祭り気分満載!豚の丸焼きの屋台、綿あめの屋台、お菓子の屋台、ブルガリア産のハチミツやジャムを売る屋台、クケリの人形やキーホルダーなどなど。見ているだけでも買っても楽しい気分に♪
会場にいるパフォーマンス前後の仮面グループの人たちは、気さくに写真撮影にも応じてくれます。仮面をつけた迫力のある姿も、仮面を外しての美男子っぷり?男っぷり?な仮面の下にわくわくしたり、子供の可愛らしさにメロメロになったりと、寒い外気温の屋外で一日いても飽きがこなく楽しいお祭りでした。フェスティバルを訪れての良かったことのもうひとつは、カウベルが鳴り響きつづける会場にほぼ1日いたので、今年一年の厄落としに健康&幸福祈願をたんまりしてもらえ、幸先の良い一年になりそう❤ということでした。 (高橋)

ベルの総重量はいかほどか?!

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