夏のパタゴニアで出会った野花たち
先日「最果ての地、パタゴニア物語15日間」より帰国しました。今回のツアーでは本当に天気に恵まれ大興奮の毎日でした。例えば、セロトーレとフィッツロイが待ち受けるエルチャルテンの町へ向かう道中、くっきり聳える山のお写真ストップを何度したか忘れてしまうほど。写真を撮ってもとっても飽き足らないとはまさにこのことかと実感。毎日のように見ているはずの現地ガイドも無邪気に喜ぶほど珍しい快晴でした。
そんな青空の下で拝むアンデス山脈も氷河も湖ももちろん息をのむ美しさですが、足元を見ると力強く咲く小さな野花たちに気が付きます。土も痩せ、風は強く、雨が少ない、こんなパタゴニアの土地にも夏はやってきて、色とりどりの野花が咲き誇ります。ノコギリソウやあざみなど日本でも見かける花から、カラファテと呼ばれるこの地特融のブルーベーリーのような実、先住民が主食としていたことから名づけられた“インディオのパン”という愛称で親しまれる白いきのこ、“姑のクッション”なんて変なあだ名がついたとげとげの低木植物、“女性のスリッパ”と呼ばれる本当にスリッパのような形をしたトパトパの花などなど。
どのお花も背丈は低くひっそりと咲いている姿がとても愛らしく、ハイキングの途中もついつい足を止めて見入ってしまいました。
パタゴニアは短い夏を終えて、長く厳しい冬の前に紅葉の秋を迎えます。
可憐な野花と山の共演も素敵でしたが、真っ赤な紅葉と山のコラボレーションも是非見てみたいものです。(岡山)
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